大学院生による「Joint Concert」を開催しました

大学院芸術学研究科音響芸術専攻の大学院生による「Joint Concert」を、9月28日に湘南キャンパス10号館のスタジオ?ソナーレで行いました。本専攻演奏分野の実技課程修了演奏会として実施する単独リサイタルのリハーサルを兼ねて、毎年開催しているものです。今回はこの秋に修了したピアノの松ヶ野嵯和子さんと、3月に修了を控えるソプラノの関萌子さんが演奏を披露。学生や地域住民ら約30名が来場しました。

はじめに関さんが、別宮貞雄作曲『淡彩抄』より、Ⅰ泡、Ⅱ蛍、Ⅲ入墨子、Ⅳ凉雨、Ⅴ別後と、プッチーニの歌劇『トスカ』より、”歌に生き、恋に生き”を歌い上げました。「コンサートでは聞いている人に感情移入してもらいやすいように、必ずプログラムに日本語の歌を1曲入れます。今日のコンサートはうまく抑揚を表現できてよかったです」と振り返りました。続いて松ヶ野さんはシューマン作曲『クライスレリアーナ』とショパン作曲『バラード第4番』を演奏。2曲合わせて40分の演奏を終え、「お客さんの前で長時間のプログラムを通して演奏するのは今回が初めてでした。実際に舞台に立つと緊張から普段以上に体力を消耗してしまい、練習でできていたこともうまくいきませんでした。次のリサイタルまでには課題を修正して、最高の演奏ができるようにしたいです」と語りました。

本専攻主任の沖野成紀教授は、「お客さまを前に演奏することで、修了リサイタルに向けてよいところも悪いところもわかったと思います。本番では、納得の演奏ができたと言えるように頑張ってほしい」とエールを送りました。

なお、松ヶ野さんは10月21日(金)19時から、横浜みなとみらいホール小ホールで、関さんは来年3月18日(土)16時から、すみだトリフォニーホールで、単独リサイタルを開きます。どちらも入場は無料です。ぜひご来場ください。

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