国際学科の小山晶子准教授が「2016年度ティーチング?アワード」を受賞しました

教養学部国際学科の小山晶子准教授が2016年度「bet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户ティーチング?アワード」の優秀賞に選ばれ、4月1日に湘南キャンパスで行われた授賞式で山田清志学長から賞状と目録が授与されました。本学では授業の質の向上を目指し、2002年から優れた授業を行う教員らを「ティーチング?アワード」として顕彰しています。1年間の講義科目の授業を対象に行った学生による授業についてのアンケートなどの結果に基づき、大学運営本部を中心とした厳正な審査を経て最終的に学長により決定するもので、2016年度は5名に優秀賞を授与しました。

政治社会学やヨーロッパ研究が専門の小山准教授は、「国際政治学」や「移民?難民」「日EU関係」などの授業を担当しています。科目ごとに教育アプローチを変えて、自らが担当する科目を複数履修している学生のマンネリ化を回避する一方、すべての授業で伝えているのは、「授業で習得できるのは教科についての知識だけでない」こと。グループワークや課題の実践を通して、情報収集のアイデアや情報に対する批判的な読み取り方、問いの投げかけ方、問いに対する論点の示し方といった、社会科学的な考え方と論じ方を身につけてほしいと考えています。また、テーマについてより深い理解を促すために、学生が難しく感じる用語や知識、考え方についてはわかりやすい例を挙げて説明するほか、課題についても必ず具体的な事例を用いて説明するように指導。学生同士の考えを共有することで、問題を解決するためにはさまざまな視点から考える必要があることを体感できる授業を展開しています。

小山准教授は受賞について、「2015年4月に着任して以来、学生たちがどんなことに興味や関心を持っているか、授業に対してどのように感じているかを確認しながら、試行錯誤して授業に取り組んできました。評価していただき大変うれしく思います」とコメント。「国際社会で生じていることは雲の上の出来事ではなく、学生をはじめとする個人にも必ず何らかのかたちで影響しています。引き続き学生との対話を重視しながら授業の改善に努め、一人ひとりが国際的なレベルの課題解決に貢献できる主体であることを伝えていきたい」と抱負を話しています。

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