教養学部芸術学科では、10月21日に湘南キャンパスで「おひろめ芸術祭」を開催しました。「To-Collaboプログラム」の大学推進プロジェクト「ライフステージ?プロデュース計画 大学開放事業」の一環で同日行われた大学を市民に開放するオープンキャンパス型のイベント「TOKAIグローカルフェスタ2017」のプログラムとして企画したもの。会場となった10号館と13号館では、本学科の音楽学課程、美術学課程、デザイン学課程の学生と教職員が、それぞれの課程の特徴を生かした10の企画で来場者を楽しませました。
10号館の入り口にある「S-PLAZA」では音楽療法を学ぶ学生たちが「歌声パーク」を開き、来場者を出迎えました。アニメソングから最近のJ-POPまでさまざまな曲を用意し、学生がバイオリンやキーボードなどで来場者のリクエスト曲を演奏。子どもたちとともに歌ったり踊ったりする場面もありました。10号館3階では、音楽学課程の学生がジャズ研究会の協力を得て「世界?音?めぐり」としてさまざまな地域と時代の音楽を解説付きの生演奏で披露。別の教室では「体験ハンドベルとトーンチャイム」も実施しました。13号館では、デザイン学課程が「親子でつくるオリジナル傘」と題して、ビニール傘に絵を描く企画を用意。照明や家具の作品を展示する「しあわせの暮らし展」、アトムリビングテック株式会社との「産学共同作品展」も行いました。芸術工房ではアクリルや自然の素材に箔を施し、UVレジンでコーティングしてアクセサリーを作るワークショップ「世界に一つのアクセサリー作り」、美術学課程は「羊と亀を描こう!」で好評を博しました。
ハンドベルとトーンチャイムのブースを担当した学生は、「あいにくの雨でしたが、音楽が聞こえたからといって来てくれる人も多く、みんなで一緒に演奏できて楽しい時間を過ごせました。音楽の面白さを感じてもらえればうれしい」と語ります。来場者は、「子どもが小学校でチラシをもらってきて、行きたいと言うので来ました。音楽やデザインなど、さまざまな分野が楽しめてよかった」と話していました。