「はだの丹沢クライミングパーク」のデザインプレゼンテーションを行いました

教養学部芸術学科デザイン学課程の3年次生15名が、今年6月に神奈川県秦野市内にオープンした「はだの丹沢クライミングパーク」のロゴマークとキャラクターをデザイン。7月7日にWEBビデオ会議システム「Zoom」で同市の担当者にプレゼンテーションしました。

はだの丹沢クライミングパークは、神奈川県立秦野戸川公園内に新設された秦野市営のボルダリング施設で、東京五輪から正式種目となるスポーツクライミング競技を体験することができます。オープンにあたって本学にロゴマークとキャラクターの制作依頼があり、本課程の池村明生教授が担当する授業「デザイン連携プロジェクト」の一環として、授業を履修する学生たちがデザインを担当しました。

学生たちは、丹沢山地やボルダリングのウォールなどをイメージしたロゴマークや、シカ、ゴリラ、クマといった動物をモチーフにしたキャラクターを提案。「自然豊かな秦野のイメージから青や緑の色味を使い、子どもの利用者も多いことからポップなデザインにしました」「ボルダリングに関連するデザインにしたいと思いスポーツクライミング日本代表の選手について調べ、キャラクターに日本代表のユニフォームを着せました」など、一人ひとりがデザインのポイントを解説しました。プレゼンに出席した秦野市役所文化スポーツ部スポーツ推進課長の北口慶太氏は、「現場にいる私たちには思いつかないアイデアが多く、どのデザインも素晴らしかった。未来永劫愛されるマークとキャラクターを皆さんと作り上げたい」とコメント。池村教授は、「デザインにあたって、秦野市の地域性や施設の特徴についてレクチャーを受けていたのですが、そこから膨らんだイメージがロゴマークやキャラクターに多様な形で表れていました。履修者の中には秦野市に住んでいる学生が少ないので、秦野という土地がほかの地域とどう違うのかを知るいい機会になったと感じています」と語りました。

今回のプレゼンをもとに、市の担当者らによってロゴマークとキャラクターが一つずつ選出される予定です。