ウェルビーイングカレッジFD研修会を初めて対面で開催しました

ウェルビーイングカレッジ(WBC)では3月13日に湘南キャンパスで、第3回FD(Faculty Development)研修会を開催しました。WBCに属する学部学科、研究所※の教職員が一堂に会し、カレッジ内の文理融合、相互交流推進を目的に開いているものです。第1?2回は昨年オンラインで開催し、初めてカレッジ全体の対面での実施となった今回は「WBCにおけるウェルビーイングとは?―人間存在とその幸福を問う―」をテーマに設定。教職員ら約70名が出席しました。

初めに、WBCプロボストの庄司一子教授(児童教育学部)があいさつし、「ウェルビーイングは健康、幸福などと訳されますが、戦争や災害、事件や事故が続く中、我がWBCにおいてウェルビーイングとはどういうことなのかを皆さんで話し合いたい」と開催の経緯を説明。続いて室田憲一教養学部長、山本康治児童教育学部長、内山秀一体育学部長、菅野和恵健康学部長がウェルビーイングの観点からそれぞれの学部?学科の特色や展望を語りました。その後は話題提供として4名の教員が登壇。教養学部人間環境学科の岩本泰教授は「『SDGsの教育』から考えるウェルビーイング考~多様性と包摂性の視点から~」をテーマに、児童教育学部児童教育学科の内山隆教授は「OECDラーニング?コンパス(学びの羅針盤) 2030におけるウェルビーイングと保育?教育」、体育学部生涯スポーツ学科の野坂俊弥教授は「ウェルビーイングとウェルネスの狭間で」、健康学部健康マネジメント学科の西村昌記教授は 「高齢期における孤立?孤独とジェネラティビティ」と題してそれぞれ自身の研究や教育について語りました。最後に内山学部長が閉会のあいさつに立ち、「WBCに属する4学部の共通項がウェルビーイングであり、私たちの教育のキーワードです。先生方の講演を聞いて、改めてとても壮大で深く、難しいけれど、人類が進んでいくべき方向性なのだと感じました。今後も力を合わせて社会を盛り上げていきましょう」と語りかけました。閉会後は懇親会も開催し、互いの教育や研究について語り合い、交流を深めていました。

※WBC所属学部、研究科=教養学部、児童教育学部、体育学部、健康学部、大学院人間環境学研究科、芸術学研究科、体育学研究科、健康学研究科、スポーツ医科学研究所