教養学部芸術学科の学生が「秦野たばこ祭り」のポスターをデザインしました

教養学部芸術学科3年次生の武元宏樹さんが、9月28、29日に秦野市で開かれる「第77回秦野たばこ祭」のポスターをデザインしました。例年、地域のイベントを盛り上げてほしいと依頼を受けて本学科生が制作に携わっているもので、本学科の開講科目「ラボラトリートライアルA(地域連携型アート&デザインプロジェクト)」(指導教員=池村明生教授、熊谷慶助教)を履修する学生たちがデザインを提案。10作品の中から武元さんの案が採択されました。

1948年から始まった「秦野たばこ祭」は、市の発展の礎となった葉たばこ耕作に携わった先人たちの情熱を「火」にたとえ、火起こし器を使ったコンテストや打ち上げ花火、市民が踊りながら練り歩く「たばこ音頭パレード」などが行われる市最大規模のイベントです。秦野市出身の武元さんは、「毎年自宅から見える花火を中心に据え、小中学校の運動会で踊った『たばこ音頭』の踊り子や水無川の河川敷など、市から提供された写真素材を組み合わせてデザインしました。地元の大きな祭りにデザインで携わることができてうれしい。家族も喜んでくれました」と話します。

武元さんは小学生の時、2015年度に本学科の学生が実施した市内の介護老人保健施設「ひまわりの里」の壁画制作プロジェクト(※)に参加していました。「当時はよくわからないまま参加していましたが、大学入学後に池村先生が授業でプロジェクトの話をされて、『あれは東海大の先生と学生だったのか』と初めて気づきました。地域におけるデザイン制作の活動には多くの人が関わっていて、自分のような“つながり”ができるのは面白いと感じました。今後もデザインで地域に携わる機会があれば、積極的に参加したい」と語っていました。

※教養学部芸術学科「ひまわり壁画プロジェクト」