情報通信学部の福原雅朗講師(組込みソフトウェア工学科)と本学部生によるチャレンジセンター?ユニークプロジェクト「ロボP」が9月8、9日に静岡県浜 松市立井伊谷小学校の6年生を対象に、ロボットのプログラム体験教室を開催しました。この体験教室は福原講師が、科学技術振興機構(JST)による「サイ エンス?パートナーシップ?プログラム」(SPP)の採択を受け、今回初めて実施したものです。自動で走行する2輪のロボット「教育版レゴ マインドス トームNXT」の組み立てとプログラミングを通じ、ものづくりの魅力を伝えることを目的としています。両日とも、71名の児童が参加しました。
福原講師とロボPのメンバー4名は、この体験授業を4月に企画。およそ半年をかけ、簡単にロボットのプログラミングができるソフトウェアの開発と、ロボッ トを走らせるコースを作りました。初日は児童を14班に分け、各班に1機ずつ配布したロボットの組み立て方法を指導。続いてメンバーが用意したパソコンと ソフトウェアを使い、「前に進む」「左に回る」「右に回る」といった命令を簡単なマウス操作でプログラミングしました。
最終日には、メンバーが用意した10のコースの走行にも挑戦。児童がゴールを目指し、ロボットのプログラムを懸命に調節する姿が見られました。参加者から は、「難しいけれど、おもしろい。どんな仕組みで動いているのか、もっと深く知りたいと思いました。ぜひ、またやりたいです」といった声が聞かれました。 河野壮志さん(同4年次生)は、「児童の皆さんの作業が想像以上に早く、驚きました。用意したコースをすべてクリアする班もあり、教えがいもありました。 このようなイベントを今後も積極的に展開し、少しでも多くの人に、ものづくりへの興味をもってもらいたい」と語っています。