情報理工学部の長幸平学部長とその研究室に所属する学生らが、3月15日から4月末までNASAゴダード宇宙センターの上級研究員ジョセフィーノ?コミソ博士と湘南キャンパスで共同研究に取り組んでいます。雪氷圏における衛星観測の分野で長学部長と交流があるコミソ博士から共同研究の提案を受け、本学とNASAが合意文書を交わし、コミソ博士を招へい研究員として本学に迎えて実現したものです。
2014年に発刊されたIPCC(気候変動に関する政府間パネル)の第5次報告書の雪氷関係の章の主筆を務めるなど、雪氷圏における衛星観測の分野の世界的権威であるコミソ博士は、長学部長、学生らとJAXAの地球観測衛星GCOM-W1搭載センサAMSR2のデータ解析について共同で研究を推進。滞在中は、本学の入学式や本学部の新入生研修会に参加したり、学生や大学院生の研究を指導したりするなど、学生、教職員と幅広く交流を深めています。
長学部長は、「コミソ博士とは、国際会議などを通じて長年の親交があり、今回は集中的に共同研究する機会となり大変ありがたく感じています。学生たちも大きな刺激を受けているようです。この共同研究を手厚くサポートしていただいた学内の関係者の皆さんに感謝しています」と語っています。