海洋理工学科海洋理工学専攻の「地学実験」では空砲を用いた爆破実験を実施しています

海洋理工学科海洋理工学専攻の2年次生が主に受講する「地学実験」では、空砲を用いた爆破実験で地下構造解析を実施しています。空砲を爆破させ地面に衝撃を与え、その震動をあらかじめ1m毎に配置した地震計を側線上で捉えるという仕組みで、キャンパス内の敷地を使用して実施します。

今年度の地下構造解析実験は10月17日に実施され、40名の学生が参加しました。空砲を用いての実験のため、あらかじめ県?警察?消防署に許可を取り、周囲の安全に十分配慮して実施され、記録では初動が綺麗に見られるデータを得ることができました。

空砲を用いた爆破実験での地下構造解析を地学実験の講義として実施している学科は日本全国でも例がなく、講義を担当する馬塲准教授は「石油?天然ガス?鉱物を始め地下に存在する資源調査、地下にある活断層調査など、多くの地価調査が社会の中で行われているのです。実験後、データ解析で、地下構造推定も授業の中で行います」と語ります。