医学部医学科では3月5日に伊勢原キャンパスで、来年度の新5年次生を対象とした白衣授与式を行いました。スチューデント?ドクター(SD)として医学部付属病院での臨床実習(クリニカルクラークシップ)に臨む113名が、プロフェッショナリズムに則した行動や守秘義務の順守を誓約。坂部貢医学部長をはじめ医学部の同窓会である星医会の鄭義弘会長らが学生たちを祝福?激励し、同病院の飯田政弘病院長が一人ひとりに白衣を授与しました。
建学の歌の斉唱に続き、坂部医学部長が登壇。「クリニカルクラークシップは、皆さんがSDとして患者さんから直接生きた医療を学び、チーム医療の大切さを体感する貴重な機会です。白衣授与式を機にSDとしての心構えと”良医を目指す”という理念を再認識し、臨床実習に臨んでください。実りある日々であることを願っています」とあいさつしました。
続いて、学生たちが署名した「誓約書」を川田浩志教育計画部長(副学部長)が受け取り、飯田病院長が一人ひとりに白衣を着せ掛けました。星医会の鄭会長からも白衣が贈られたほか瀧澤俊也副学部長、小林広幸副学部長(大学院医学研究科長)、松前光紀副学部長が、SDの認定証や病院内で使用するPHSなどを手渡しました。
飯田病院長は、「患者さんは皆さんを、医師の一人、医療チームの一人として見ます。医学部に付属する全国の病院の中でも最高の評価を得ている医療機関のSDであるという誇りを持ち、常に襟を正し、言動に留意して臨床実習に取り組んでください」と激励。鄭会長は、「臨床実習での経験や修得する技術は、皆さんの一生の宝になります。今日、お渡しした白衣には、”実習でしっかりと学んで良医になってほしい”という、日本全国で活躍する先輩方の熱い願いが込められています。ぜひその思いを受け止めて実習に励んでください」とエールを送りました。さらに、情報システム部長、臨床実習チーフディレクター、同病院の看護師、研修医として働く卒業生も、祝福と励ましの言葉を送りました。
最後に、学生を代表して平田佳菜子さんが登壇。教職員や星医会、家族に対する感謝の言葉を述べ、「真新しい白衣に袖を通した今、誇らしさを感じると同時に身が引き締まる思いです。誠実に患者さんと向き合い、チーム医療の一員としての自らの役割を考えながら、新たな技術や能力を身に付けていきたいと思います。一人ひとりがSDとしての自覚を持って行動するとともに、学生全員が一丸となって協力し支え合い、良医を目指して日々努力を重ねていくことを誓います」と、決意を語りました。