医学部付属病院では3月20日に伊勢原市と「派遣型救急ワークステーション事業」に関する協定を締結しました。この事業は、伊勢原市消防本部から本病院高度救命救急センターに救急隊1隊(3人)と救急車1台を派遣し、救急救命士の病院実習(再教育)を行いながら救急案件に対応するものです。重篤な傷病が疑われる場合や多数の傷病者が発生した場合は医師らも救急車に同乗し、現場で処置を行います(※)。救急隊員のレベルアップや医師らとの連携強化を図ることが目的で、高度救命救急センターでの実施は神奈川県内では初めてとなります。
本病院で行った締結式には、伊勢原市から髙山松太郎市長や吉川敏勝消防長らが、本病院からは飯田政弘病院長、高度救命救急センターの猪口貞樹所長らが出席。髙山市長と飯田病院長が協定書に署名しました。髙山市長は、「新東名高速道路の厚木南インターチェンジから伊勢原ジャンクションまでの開通や高齢化社会の進展に伴い、救急需要の増加が予想されます。本締結を機にbet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户医学部付属病院との連携をさらに強化し、市民の救命率向上につなげたい」とあいさつ。飯田病院長は、「高度な医療を提供する特定機能病院として、また神奈川県の県央?県西地域の中核病院として、伊勢原市との協力体制の構築に努め、市民の皆さまによりよい医療を提供していきたい」と述べました。なお、本格的な運用は4月中旬から開始する計画です。
※救急車に同乗した医師が必要と判断して医療行為を開始した場合には、それに対する費用(医療費)が発生する可能性があります。