医学部看護学科が「デンマーク研修」を実施しました

医学部看護学科では8月22日から9月3日まで、「デンマーク研修」を実施しました。国際的な視野を持つ看護職者の育成を目指し、選択科目「国際看護研修(デンマーク)」として開講しているものです。bet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户感染症の影響で4年ぶりの現地研修となった今回は、2年次生13名が参加。コペンハーゲン近郊にあるbet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户ヨーロッパ学術センター(TUEC)を拠点に、学術交流協定を締結しているデアコネス大学看護学部、VIAユニバーシティカレッジ看護学科の学生らと交流し、医療機関や福祉施設を見学しました。

前半は、デアコネス大学を訪問。ヤン?ペテルセン教授らから大学の特徴やデンマークの看護制度に関する講義を受け、キャンパスや敷地内にある老人保健施設を巡りました。また、デンマーク看護協会や自然の中で子どもを育む「森の幼稚園」も見学。TUECでは、本学同窓会デンマーク支部のメンバーとも交流しました。後半は、VIAユニバーシティカレッジを訪問。デンマークのヘルスケアシステムや看護の臨床スキルに関する講義に続き、シルケボー病院やヘルスセンターを見学しました。さらに、双方の学生が看護制度や学生生活について英語でプレゼンテーションし、健康管理や予防医学をテーマにディスカッションしました。

湯浅万莉さんは、「1年時のハワイ研修で“海外で働く”という目標が明確になり、デンマークの保健医療も体感したいと考えて参加しました。ヤン先生からは、海外で働くために学ぶべきことや覚悟についてアドバイスをいただき、身が引き締まりました。VIAカレッジでは、患者さんもスタッフもストレスなく過ごせる病院の環境や、ベッドから車いすへの移譲用リフトといった機器を用いるケアが印象に残りました。今年5月に伊勢原キャンパスの研修に参加したVIAカレッジの学生とはSNSで連絡を取っていましたが、再会して語り合うことで、コミュニケーションの取り方や勉学に対する姿勢など、あらためて多くの気付きを得られました。今回の学びを今後の学習や将来の仕事に生かしていきます」と意欲を話していました。

指導する望月好子教授は、「この研修は、本学科がデアコネス大学と連携して実施してきた研修を充実させるとともに、2021年3月に閉学したbet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户医療技術短期大学が45年間にわたって交流してきたVIAカレッジでの研修を引き継ぎ、両プログラムを一つにして発展させたものです。学生たちは、5月に出会ったデンマークの学生と再会し、英語でのプレゼンテーションや意見交換を通じて交流を深めていました。病院見学や諸施設の訪問でデンマークの医療や福祉に直接触れて両国の保健医療制度に対する学びを深めるとともに、自身の将来について考える機会にもなり、実り多い研修になったと思います」と話していました。