政治経済学部政治学科では6月27日に、田辺信宏先生(元?静岡市長)をお招きし、特別講義を行いました。政治学科の原田講師が担当する「公共政策論」の講義の一環で実施したものです。同講義は、公共政策に関する理論的枠組みを学修するとともに、具体的な公共政策課題への政策的アプローチについて実例を交えて学ぶことを目的としています。
田辺先生は、1991年4月に静岡市議会議員に当選され、静岡市議を1期、静岡県議を3期務められた後、2011年4月から2023年3月まで3期静岡市長を務められました。講義では、これまでのご経験に基づき、静岡市においてSDGsを積極的に推進してきたことや、静岡市へのプロ野球球団の誘致?創設を実現したことなどを例にして、具体的に地方自治体の仕事の魅力について講演いただきました。学生たちからは、「元市長としてリーダーシップを発揮されてきた田辺先生の言葉には説得力があった」、「これまで漠然と自治体職員になりたいと考えていたが、元市長から具体的に話を聞くことができ、より一層興味が湧いた」、「政治家は縁遠いイメージだったが、田辺元市長が29歳で市議会議員選挙にチャレンジされたと知って、自分も地方議会議員に関心を持った」といった感想が寄せられていました。
田辺先生による特別講義をアレンジした政治学科の原田講師は、「今回の講義は、政治?行政の第一線で長く活躍されてきた田辺先生から直接お話を伺える貴重な機会であり、学生たちが良い刺激を受けていた様子がうかがえました。学生たちにとって、自らの将来のキャリアについて考える貴重な機会にもなったのではないでしょうか。」と話していました。