神奈川労働局から講師をお招きし、特別講義を行いました

 政治経済学部政治学科では6月27日に、神奈川労働局から講師をお招きし、特別講義を行いました。政治学科の原田講師が担当する「公共政策論」の講義の一環で実施したものです。同講義は、公共政策に関する理論的枠組みを学修するとともに、具体的な公共政策課題への政策的アプローチについて実例を交えて学ぶことを目的としています。

 神奈川労働局は、厚生労働省の地方機関であり、第一線機関として労働基準監督署やハローワークを有しています。講義では、労働基準監督官、厚生労働事務官(国家公務員一般職採用試験を経てハローワーク、労働基準監督署等において勤務)それぞれの業務内容や仕事の魅力などについて講演いただきました。また、講義の後半には「模擬災害調査」として、労働災害が発生した場合に労働基準監督官が行う災害調査を実演していただき、詳細に説明いただきました。学生たちからは、「講義を受ける前まで労働基準監督署やハローワークがどんな仕事をしているのか知らなかったので、とても勉強になった」、「労働基準監督署やハローワークの職員の方が、労働分野の専門家集団として、労働者のために働くという仕事に誇りを持って取り組まれていることが強く伝わってきた。」、「これまで漠然と公務員になりたいと考えていたが、労働局の職員の方々から具体的に話を聞くことができ、より一層興味が湧いた」といった感想が寄せられていました。

 神奈川労働局による特別講義をアレンジした政治学科の原田講師は、「今回の講義は、労働行政の第一線で活躍されている神奈川労働局の職員の方々から直接お話を伺える貴重な機会であり、学生たちが良い刺激を受けていた様子がうかがえました。学生たちにとって、自らの将来のキャリアについて考える貴重な機会にもなったのではないでしょうか。」と話していました。