「様々な政策課題に対応した多様な公務~広域行政を担う自治体(神奈川県)を例として~」をテーマに特別講義を行いました

政治経済学部政治学科では12月12日に、宮坂久美子氏による特別講義「様々な政策課題に対応した多様な公務~広域行政を担う自治体(神奈川県)を例として~」を行いました。政治学科の原田講師が担当する「公務員論」の講義の一環で実施したものです。同講義は、公務員制度について学修するとともに、公務員の役割、仕事?キャリアについて学ぶことを目的にしており、多くの公務員志望の学生が受講しています。

宮坂氏は、1986年に神奈川県庁に就職され、2024年3月に退職されるまでの38年間、県職員として様々な業務を経験されています。講義では、神奈川県行政を題材として、地域振興、私学行政、職業能力開発、指定管理者制度、税務といった具体例を用いながら、様々な政策課題に対応した多様な公務を経験できることが県職員の仕事の最大の魅力であるということを講演いただきました。また、近年全庁的な取組が進められている神奈川県の働き方改革の内容についても説明いただきました。学生たちからは、「これまで漠然と公務員になりたいと考えていたが、実際に就職した場合にどのような業務を担うことになるのかは全然イメージが湧いていなかったので、多様な公務が経験できるという話を具体的に聞くことができて良かった」、「これから就職活動を控えているが、ワークライフバランスなどについても説明があり、職業選択をしていく上でも参考になる話を聞くことができた」といった感想が寄せられていました。

宮坂氏による特別講義をアレンジした政治学科の原田講師は、「県職員として長きにわたって活躍されてきた方から直接お話を聞く機会は、公務員の仕事?キャリアについて学ぶに当たって必要不可欠と考えています。今回の講義は、学生たちが自らの将来のキャリアについても考えることができる貴重な機会になったのではないでしょうか」と話していました。