Wirth教授は“Intensification and Electrification of Flow Chemistry”というタイトルで、マイクロリアクターを用いた電解合成の原理と有機合成における有用性について、40名ほどの教員や大学院生を前に約1時間にわたって熱弁されました。Wirth教授はマイクロリアクターを用いたフローケミストリーの分野で著名な研究者で、最近ではマイクロリアクターに電極を組み込んだ装置を開発し、マイクロリアクターの中で電気分解することによって有機化合物を新たに合成することに取り組んでいます。この装置を用いた最新の研究成果についてわかり易く講演して頂きました。講演後には聴衆から多くの質問が投げかけられ、白熱したディスカッションが行われました。先進生命科学研究所では、今後も外国人講師による講演会を定期的に行なう予定です。
Wirth教授の講演を熱心に聞く教員と学生
Wirth教授の講演の様子