湘南キャンパスの男女柔道部が10月19、20日に、兵庫県尼崎市のベイコム総合体育館で開催された全日本学生柔道体重別団体優勝大会に出場。1日目、2日目の階級の配列が抽選によって決まる7人制の団体戦で、女子は3大会連続4回目、男子は3年ぶり13回目の優勝を果たし、2019年度以来2回目の同時優勝を果たしました。この結果、両部は6月の全日本学生柔道優勝大会と合わせて学生大会2冠を達成しました。
女子部は、初戦となった2回戦で淑徳大学を6―0で下すと、準々決勝では近畿大学に5―0、準決勝では帝京大学に3―1で勝利し、順調に勝ち進みます。環太平洋大学との決勝では、先鋒の吉岡光選手(体育学部4年次生)が、得意の背負い投げで技ありを奪取。その後は大将戦まで引き分けてポイントを守り抜き、1―0で3大会連続の優勝を決めました。
一方の男子部は、初戦の2回戦で龍谷大学を7―0、3回戦で清和大学を7―0、準々決勝で日本大学を4―2で制し、準決勝では前回大会王者の筑波大学に2―1で勝利しました。決勝は、昨年度大会に準々決勝で敗れた明治大学と対戦。次鋒の中村雄太主将(同)と五将の新井道大選手(同2年)が一本勝ちして2―0とリードしましたが、中堅戦と大将戦を奪われ同点に。くじ引きの結果、73kg級の選手によるゴールデンスコア方式の代表戦となり、10月の世界ジュニア柔道選手権大会覇者の木原慧登選手(同1年次生)が、4分39秒に技ありを奪って優勢勝ちし、3年ぶりの栄冠を手にしました。
女子部の塚田真希監督(スポーツプロモーションセンター准教授)は、「先鋒戦でポイントを取れるかどうかがカギになると考えていましたが、吉岡が見事その期待に応えてくれました。4年次生5名全員で主将を担い、チームをよくまとめ上げてくれました」とコメント。男子部の上水研一朗監督(体育学部教授)は、「中村を中心とした今年のチームは、試合を重ねるごとに逆境でも戦い抜ける力がついていきました。決勝戦の前には、リードしても試合がもつれる可能性があると学生たちに伝えていたので、代表戦を見据えた準備ができていたことが優勝の要因」と語りました。