大学院海洋学研究科の木村さんがJ1清水エスパルスのベストスタッフとして表彰されました

大学院海洋学研究科海洋学専攻1年次生の木村友さんが、昨年12月にJリーグ?清水エスパルスの「2021おもてなしプロジェクト」のベストスタッフに選出され、表彰されました。同表彰は、試合観戦環境の向上に貢献した外部スタッフに贈られるもので、クラブ社員などによる評価で選考されます。今回は木村さんを含め10人のスタッフが選出されました。

木村さんは、坂上憲光教授の研究室で水中ロボットを使った海底調査の研究に取り組んでおり、昨年5月に調査地である西表島への渡航費を得ようとエスパルスのオフィシャルグッズショップでアルバイトを始めました。はじめは来場者の列整理などを担当していましたが、ハンドマイクを使った呼び込みを任され、「今日は気温も高いですが、熱さに負けない応援で選手を盛り上げましょう!」「今日はブラジルデーです! サンバのリズムのような軽やかな応援で必ず勝利を勝ち取りましょう! グッズショップでは記念グッズも販売中です!」と即興で来場客を盛り上げてきたことが高く評価されました。木村さんは、「だんだんとサポーターの間で評判になっていったようです……」と苦笑いを浮かべ、「毎試合緊張しっぱなしですが、だからこそ試合の前日にエスパルスのSNSやホームページで新商品やイベント、試合の情報はしっかりと確認するようにしています」と呼び込みのポイントを語ります。

現在はレプリカユニホームに背番号を圧着する業務も任されており、「もともと、イベントの準備や裏方業務が好きなので性に合っていたのかもしれません。サポーターの皆さんから“今日はどんなグッズがあるの?”“呼び込みも慣れてきたね”と声をかけられることもあり、とてもやりがいを感じています」と笑顔を見せ、「ベストスタッフ受賞の連絡が来たときは“なぜ自分が選ばれたのだろう”と不思議な気持ちにもなりましたが、貴重な経験なので感謝しています。昨年度はコロナ禍で西表島での研究には行けなかったので、今年は何とかしてでも調査にいきたい。研究でも表彰されるような成果が出せたらうれしい」と抱負を語っています。