湘南キャンパスで9月12日に、大規模地震を想定した防災訓練を実施しました。東日本大震災など各地で地震による大規模災害が発生していることを受けて、平塚市危険物安全協会Gブロックとの合同訓練として学長室総務担当が企画?運営しているものです。今回は教職員や本キャンパス内の業務に従事する関連企業の社員、Gブロック加盟企業の社員ら合わせて約100名が参加しました。
参加者は初めに本キャンパス16号館の教室に集合し、第1部として防災意識の向上に向けた研修を実施。まず学長室(総務担当)の大高康児課長があいさつし、「今年1月に能登半島地震が発生し、8月には日向灘を震源とする宮崎県南部での地震、神奈川県西部や茨城県北部でも地震が続きました。また、9月に入り台風10号が九州から日本列島を縦断するなど、各地で自然災害が発生しています。このような災害はいつ起きるかわからず、自らの身は自ら守るということを意識し、日ごろから備えておかなくてはなりません」と呼びかけました。続いて、首都直下地震をシミュレーションした映像を視聴した後、2022年度まで横浜市消防局に務めていた学長室(総務担当)の佐々木優さんが「防災意識の向上について」と題して講義し、大正時代の関東大震災から近年に至る大規模災害を振り返ると共に、地震が起きた際の身の守り方や避難時の注意点、備蓄の必要性などについて語りました。その後、第2部として参加者は地震が起きたと想定して机の下で身を守る姿勢を取った後、教職員の誘導で避難場所に指定されている陸上競技場、芝生広場へと避難しました。
第3部では参加者は3グループに分かれ、湘南健康推進室のスタッフによる指導でAEDの使用方法を学ぶ救急講習や、消火器を使った初期消火訓練、平塚市消防本部から担当者を招いた屋内消火栓の取り扱い訓練に臨みました。最後に責任者を務めた学長室(総務担当)の村田信一部長が講評し、「学生の安全確保のためにも各カレッジ単位での防災訓練も計画していますが、参加者の皆さんにはぜひそれぞれの職場でこの経験を共有して今後の備えにつなげてください」と話しました。