
湘南キャンパスの11号館地下1階にラーニングコモンズ「COVE」が完成し、4月1日にオープンしました。「入り江」を意味するCOVEには、共通の目標に向かう仲間や学科の垣根を超えたコミュニティを形成するための場として「PLAY」「CREATIVE」「COMMUNICATION」「STUDY」「RELAX」と5つのBASE(基地)を設けています。
学長室施設設備担当の志津野真武課長は、「3号館、11号館、14号館は文系の学生が多く学んでいますが、休み時間や授業の空き時間に集まれる場所が少なく、学生食堂とは異なる居場所が必要だとの考えで、計画を進めてきました。勉強だけでなく学生相互のコミュニケーションを生む場になるよう、他とは少し雰囲気の異なる空間を目指しました」と語ります。設計を手がけた卒業生で戸田建設株式会社の大渕光佑さん(大学院工学研究科建築土木工学専攻2022年度修了)は、「STUDY BASEは床を一段高くして周囲の居場所と視線をずらし、程よい雑音の中で勉強に集中できる空間に、CREATIVE BASEは特殊な天井の形状に着目し声が響く特性を活かしたアクティブラーニングの場にしました。各BASEの特性を活かした家具や卓球台を設け、居心地のよさと学生のコミュニティの創出を追求しています。壁を設けずシームレスに行き来できる一方、床の仕上げをBASEごとに変えてそれぞれの空間を形成しました」と意図を話します。
管理?運営を担当するグローバルシチズンカレッジオフィスの松永達也課長は、「食事をしたり、おしゃべりをしたり、学生たちが思い思いの時間を過ごしており、すでに授業の開講数が多い日などは満席になるほどにぎわっています。今後、一人掛けの仕切られたテーブルや冷凍食品の自動販売機、電子レンジなども順次導入していく予定です。教職員や保護者、卒業生、大学に訪問された企業の方々にも幅広く利用してもらいたい」と話しています。
COVEの開館は原則、授業期間中は毎週月曜日から土曜日の朝6時から午後10時まで(日曜?祝日、夏期一斉休暇、年末年始等は閉館、授業日を除く)となっています。





