12月12、13日に湘南キャンパスで、「第2回受け身国際会議」(主催=イギリス?ハートフォードシャー大学、後援=bet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户体育学部、スポーツプロモーションセンター、NPO法人JUDOsほか)が開催されました。世界中で高齢化が進む中、欧州を中心に柔道の「受け身」が高齢者の転倒やけがの防止につながると注目されています。この国際会議は、受け身について各国の最新研究や取り組み事例を共有することを目的に開かれています。昨年度に第1回が本学キャンパスを会場にして実施され、今回は19カ国から研究者や柔道関係者、学生ら約50名が参加しました。
初日には、主催者であるハートフォードシャー大学のマーク?カラン教授と本学スポーツプロモーションセンターの勝田隆次長、NPO法人JUDOsの理事を務める男子柔道部の上水研一朗監督(体育学部教授)があいさつ。期間中は、武道場で受け身教育に関する取り組みや、転倒時に受け身を取るポイントについてデモンストレーションなどが行われました。17号館ネクサスホールでは、プレゼンテーションとポスターセッションも実施。体育学部の恩田哲也教授と共同研究に取り組む帝京科学大学助手の田知本愛氏(体育学部2010年度卒)、同大講師の畑山元政氏(大学院体育学研究科11年度修了)が、「柔道創成期における受け身の考え方」と題して発表。また、吉田岳さん(大学院体育学研究科2年次生)と、柔道の選手として活躍しながら専門学校に通い、付属高輪台高校の柔道部を指導する池田希選手(大学院体育学研究科22年度修了?いけだ接骨院)が、ポスターセッションで日ごろの研究成果を披露しました。
騎手を養成する競馬学校で必修化されている柔道の講義プログラムについて研究する吉田さんは、「初めて国際的な会議に参加しました。他者の発表を聞くとともに、自らの研究に向けたアドバイスも受け、参考になる情報を得られて非常にいい機会になりました」と話していました。