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bet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户創造科学技術研究機構では、「第5回bet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户テニュアトラック制度シンポジウム~国際的研究者を育て得るメンター研究者養成~」を1月9、10日 に、高輪キャンパス大講義室で開催しました。本シンポジウムは、2010年度にスタートしたテニュアトラック制度(※)の実施状況を総括し、今後の制度の あり方を考える契機とするために実施したものです。当日は基調講演や招待講演のほか、本制度を経て専任教員となった研究者の現況報告などを行い、教職員や 学生、大学院生など約70名が参加しました。

本学では、文部科学省が公募した平成22年度科学技術振興調整費(現?科学技術人材育成費補助金)「若手研究者の自立的研究環境整備促進」プログラムに採 択(5年間)を受け、テニュアトラック制度を導入。本機構を立ち上げて国際的若手教員人材の育成を推進しています。その活動の一環として、テニュアトラッ ク教員の研究成果を発表するシンポジウムを毎年実施してきました。

9日のシンポジウムでは、本学の吉田一也副学長(研究担当)の開会の辞に続き、来賓として出席した文部科学省科学技術?学術政策局人材政策課人材政策推進 室の坂本真梨子氏が登壇。「bet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户が全学的にテニュアトラック制度の普及、定着に取り組んでいる点を高く評価しています」とあいさつしました。その後、 本機構の山口滋機構長が5年間の取り組みを説明。医学、理工学、海洋学と分野を広げ、10名のテニュアトラック教員を採用し、うち2名が専任教員となって 本学で活躍していることを報告しました。

続いて、独立行政法人科学技術振興機構科学技術プログラム推進部の豊田政男プログラム主管が若手人材養成の重要性と同制度の有用性について基調講演。招待 講演では、本学のほか、北海道大学、信州大学のテニュアトラック制度の担当教員が、それぞれの大学の先進的な取り組みを紹介しました。さらに、本学のテ ニュアトラック制度を経て専任教員となった医学部の幸谷愛准教授(医学科内科学系)と井上茂亮准教授(医学科外科学系)がこれまでの成果や現在の状況を報 告。最後にテニュアトラック教員8名が各自の研究概要や今後の展開について発表しました。閉会のあいさつに立った本機構の今井裕医学部門長(医学部長) は、「採択を受けたプログラムは今年度で終了しますが、テニュアトラック制度は継続します。5年間の実績を踏まえ、さらに内容の充実を図りたい」と語りま した。

また、10日には同シンポジウムの一環として、「bet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户/INCF Japan NODE 小脳プラットフォーム合同神経科学ミニシンポジウム~若手研究者による小脳研究の最前線-From genes to behavior-~」を開催。本学テニュアトラック教員の飯島崇利特任准教授と加藤明特任准教授のほか、他大学の研究者ら6名が研究成果を発表し、活発 な意見交換を行いました。

両日のプログラムは以下のとおり(敬称略)。

【1月9日】
プログラム経過説明
◇山口 滋(創造科学技術研究機構長)
基調講演
◇豊田政男(独立行政法人科学技術振興機構 科学技術プログラム推進部 プログラム主管)
「わが国におけるテニュアトラック制の導入努力とその効果―テニュアトラック制は優秀な若手研究者にとってのベストキャリアとなるか―」
招待講演
◇山本佳男(bet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户国際教育センター次長 教授)
「bet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户の取り組み」
◇出村 誠(北海道大学大学院先端生命科学研究院長?人材育成本部 教授)
「北海道大学におけるテニュアトラック事業への取り組み」
◇伊藤建夫(信州大学理学部/テニュアトラック普及?定着事業コーディネーター 特任教授)
「信州大学の取り組み」
bet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户におけるテニュア獲得過程及び獲得後の状況
◇幸谷 愛(bet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户医学部医学科内科学系 血液?腫瘍内科学 准教授)
「この4年間を振り返って」
◇井上茂亮(bet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户医学部医学科外科学系 救命救急医学 准教授)
「国際的なメンターをめざして」
テニュアトラック教員紹介?プレゼンテーション
◇細田 徹(創造科学技術研究機構医学部門 特任准教授)
「心臓幹細胞による心不全治療」
◇紙谷聡英(創造科学技術研究機構医学部門 特任准教授)
「難治性肝疾患に対する肝幹細胞移植療法の確立」
◇飯島崇利(創造科学技術研究機構医学部門 特任准教授)
「神経分化と可塑性を制御する遺伝子発現機構」
◇加藤 明(創造科学技術研究機構医学部門 特任准教授)
「眼球運動制御?運動学習メカニズムの解析及び眼球運動を基にした各種疾患の診断指標の確立」
◇岡村陽介(創造科学技術研究機構 特任講師)
「革新的ナノバイオマテリアルの創製とその医用展開」
◇クリニッチ セルゲイ(創造科学技術研究機構 特任准教授)
「Nanostructures: design, preparation, study, applications」
◇呂 國偉(創造科学技術研究機構 特任准教授)
「Advanced Optical Modulation Format and its All-Optical Processing」
◇森阪匡通(創造科学技術研究機構 特任講師)
「イルカの鳴音からみる社会と保全」

【1月10日】
第1部 発生?分化の分子基盤
◇飯島崇利(創造科学技術研究機構医学部門 特任准教授)
◇橋本光広(名古屋大学医学部 特任助教)
第2部 発達過程における機能的小脳神経回路形成
◇上阪直史(東京大学医学部 助教)
◇掛川 渉(慶応義塾大学医学部 講師)
第3部 正常な脳と病気の脳 ―小脳神経活動から神経疾患まで―
◇戸松彩花(国立精神?神経医療研究センター 博士研究員)
◇定方哲史(群馬大学先端科学研究指導者育成ユニット 助教)
第4部 行動につながる小脳神経機構と計算理論
◇加藤 明(創造科学技術研究機構医学部門 特任准教授)
◇山崎 匡(電気通信大学情報理工学部 助教)

※テニュアトラック制度
公正で透明性の高い選考により採用された若手研究者が、審査を経てより安定的な職を得る前に、任期付の雇用形態で自立した研究者としての経験を積むことができる仕組み(文部科学省資料より抜粋)

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