健康科学部社会福祉学科の4年次生が「卒業論文中間報告会」を実施しました

健康科学部社会福祉学科では6月6日に伊勢原キャンパス3号館で、4年次生による「卒業論文中間報告会」を実施しました。11月の卒業論文提出に向けて各自が研究内容を整理し、進捗状況を確認することを目的として毎年行っているものです。当日は102名が卒業論文の概要をまとめたポスターを展示し、5分ずつプレゼンテーション。所属研究室を決定するための参考とし、卒業論文のまとめ方を学ぶために、3年次生も聴講しました。

堀越由紀子教授の研究室に所属する加藤小百合さんは、「文献調査が中心ですが、フローチャート形式のポスターを作成することで、既存の研究のエッセンスを抽出することができました。今回の発表は論文をまとめるためのステップになりました」とコメント。また、東奈美准教授の研究室に所属する本橋俊則さんは、「研究概要を短時間で説明できるように要旨をまとめ、一目でわかるようにポスターを作成する過程で、客観的に全体を把握し、コンテンツを整理できました」と振り返りました。

聴講した3年次生からは、「ゼミの決定や卒業論文については、漠然としたイメージしかありませんでしたが、先輩たちの発表を聞いて、自分が何を研究したいのかを真剣に考えようと思いました」「研究テーマの幅が広く、興味深い内容ばかりで刺激を受けました」などの感想が聞かれました。

堀越教授は、「卒業論文の作成にあたっては、教員の指導はもとより、学生同士がサポートしあうなど切磋琢磨することも大切。仲間の発表を聞くことで、自分自身の研究を振り返り、より充実した内容にするための機会になります」と、本報告会の趣旨を説明。「論文の作成には、思考力、構成力、表現力など幅広いスキルが要求されます。今回の経験は、卒業論文をまとめるだけでなく、社会人になってからも活きるはず。より完成度を高めるよう、さらなる努力を続けてほしい」と期待を寄せていました。

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