11月8日に熊本キャンパスで、1996年度に本学体育学部を卒業した飯沼誠司さんによる救命救急講習が行われました。飯沼さんは、大学時代に湘南キャンパスを拠点に活動するライフセービングクラブに在籍。卒業後も含め、全日本選手権大会のアイアンマンレースで5連覇を果たすなど結果を残し、日本人初のプロライフセーバーとしても活躍しました。現在はライフセービングの日本代表監督を務めています。飯沼さんは熊本地震発生直後からサッカーJ2?ロアッソ熊本の巻誠一郎選手らと被害の大きかった益城町や南阿蘇村をたびたび訪問。救援物資の差し入れや炊き出しなど支援活動を続けられています。今回の本キャンパス訪問もそうした活動の一環で、後輩たちに命の大切さを伝えるとともに、復興に向けた一助にしようと企画されました。
飯沼さんはまず、阿蘇教養教育センターの笠井妙美講師が担当する経営学部経営学科の授業「スポーツ健康ビジネス論A」の開始前に、飯沼さんが代表理事を勤める一般社団法人アスリートセーブジャパンから自動体外式除細動器(AED)と授業で使用する簡易心肺蘇生トレーニング機器(あっぱくん)を学生数分寄贈。さらに急遽、講師として登壇し、運動部の選手ら多くの学生が受講する中、救命救急のノウハウや緊急時にも冷静に対応する心構えなどについて説明しました。続く昼休みの時間には新1号館ロビーで、飯沼さんとともに来校したフットボールエンターテイメントパフォーマンス集団「球舞 – CUBE – 」によるフリースタイルのパフォーマンスも披露。参加した学生から大きな歓声が上がっていました。