清水キャンパスでは11月1日から3日まで、第37回海洋祭「BLUE EXPANSE」を開催しました。海洋学部各学科での学びや部活動の成果を生かし、学生?教職員や地域の方々との交流を深める学園祭として毎年行っている催しです。
開催期間中は、水族応用生態研究会や水棲環境研究会、陸水生態研究会が海や淡水の生き物を紹介するブースを用意。部員が飼育している魚類や建学祭のために採取してきた生き物を水槽内で展示し、来場者の目を楽しませていました。また、乗船実習課程の学生たちが今年新たに導入された最新型操船シミュレーターの操作体験ブースを、ライフセービングクラブLOCOは日ごろ活動している県内各地の浜の魅力を紹介する展示と応急救護体験コーナーを実施。総合模型同好会は、部員が制作した作品を一堂に並べたコンペを行うなど、それぞれの特徴を活かした展示を行いました。
そのほか屋外には、毎年恒例の熱気球搭乗体験や子どもに人気のふわふわ滑り台も用意。さらに、3日には三保の内海での地曳網とキャンパス内での「ロング太巻き大会」も実施しました。約120名の親子連れが参加した地曳網では、建学祭実行委員と地元猟師の指導のもと参加者が網を曳き、実際に触ってもらいながらスズキやタイなど生態を学生が説明しました。また「ロング太巻き大会」では、静岡名産の黒はんぺんに卵、きゅうりを具材にした太巻きを参加者全員で作りました。
各ブースを担当した学生たちは、「自分たちが大好きな海の生き物について、少しでも多くの人に興味を持ってもらいたいと工夫を凝らした展示を準備してきました。この機会に、なじみのない魚にも興味を持ってもらえれば」、「来場者が目を輝かせて展示を楽しみ、いろいろな質問をしてくれるのが何よりうれしい。これからもより多くの人に海や川の生き物に興味を持ってもらえるような活動に取り組んでいきたい」と話していました。また来場者からは、「学生たちが楽しくかつ分かりやすく説明をしてくれたのでとても興味がわきました」「地元にとっても大切なお祭り。来年も楽しみにしています」といった感想が聞かれました。