2019年度第1回グローバル推進セミナーを開催しました

湘南キャンパスで7月9日に、2019年度第1回グローバル推進セミナー「海外における安全対策~自分の身は自分で守る~」を開催しました。本セミナーは、文部科学省の平成29年度「大学の世界展開力強化事業 ロシア(タイプA)」に採択された本学の取り組みの一環として実施したもので、海外での重大事件や凶悪犯罪に巻き込まれないための予防策や、万一巻き込まれた場合の対応策について理解してもらうことを目的としています。当日は、各キャンパスとテレビ会議システムをつなぎ、海外留学に興味を持つ学生や教職員約100名が参加しました。

セミナーでは外務省領事局海外邦人安全課邦人援護官の松前了氏が講師として登壇。海外渡航では、安全に過ごすために「情報収集」「意識改革」「安全対策」の3つが大切であると説明しました。また、海外における日本人の犯罪被害が95%であることや、過去5年に日本人が海外で死亡した事例と原因を紹介し、「現地の治安を事前に調べていれば、事件?事故に遭遇しなかった可能性もあります。歩きスマホや音楽を聴きながらの歩行はスリに狙われやすいので注意してください」と呼びかけました。さらに、近年世界各地で起きているテロについて、各国の発生状況と被害を解説。「テロに遭遇した場合には、『伏せる』『逃げる』『隠れる』の3つを実践してください。自分の身は自分で守るという意識が大切です」と語り、舞台上で実演して見せました。

閉会にあたって吉川直人副学長(国際担当)が登壇し、「これまでbet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户では学生の皆さんに“海外でさまざまなことを学んできてほしい”と呼びかけており、これからもその思いは変わりません。卒業後は仕事の都合で海外に住む人もいるかもしれませんし、そうなる学生が増えてほしいというのが私たちの願いです。しかし、海外に渡航する際には自分で現地の情報を集め、危険なところには行かないという大前提を忘れないよう意識してください」と来場者に語りかけました。

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