医学部付属病院13A病棟の渡部菜緒看護師が、東京都町田市内での人命救助により東京消防庁から表彰されました。町田消防署の新藤博署長らが8月14日に本病院を訪れ、渡部看護師に東京消防庁消防総監からの感謝状が手渡されました。
渡部看護師は7月6日に小田急線町田駅付近で、突然倒れて心肺停止状態となった50歳くらいの男性を発見。たまたま現場に居合わせた女性らと協力して心臓マッサージやAED(自動体外式除細動器)による心肺蘇生を実施しました。自発呼吸と自己心肺が再開した男性は救急隊により病院に搬送され、無事に社会復帰を果たしました。
感謝状を手にした渡部看護師は新藤署長らに謝辞を述べ、「男性が社会復帰されたと聞いて、大変うれしく思っています。急変した患者さんへの対応やBLS(一次救命処置)の研修は受けていても、実際に医療スタッフも必要な器具もない緊急の現場で処置するのには勇気がいり、とても緊張しました。今後も医療者としてプライベートでも緊急時に積極的に行動する姿勢を持ち続けるとともに、周囲の人と協力しながら冷静に迅速?適切な救命救急対応ができるよう、さらに研鑽を積みたい」と話していました。