臨空だより⑤ 基礎から応用まで学べる10棟の「温室」

阿蘇くまもと臨空校舎のメーンストリート西側には実習用温室2棟、研究用温室8棟の建設が進んでいます。実習用は農学部農学科の「農場実習」や食生命科学科の「農学基礎実習」などで活用される予定。土や温度を管理し、旬の時期をずらしてメロンやトマト、花を栽培することで、安定して高い収入を得られる「施設園芸」を学びます。

研究用の1?6号温室はイネやダイズ、果物、野菜、花などをそれぞれに適した環境下で栽培。7号は「病害虫防除実験温室」、8号は「遺伝子組み換え実験温室」となり、基礎から応用まで幅広く研究可能です。また、授業に合わせて作物を育てることで、学生に実物を見せながらわかりやすい講義を展開していきます。

1号(手前)から順番に並ぶ研究用温室。最新技術を導入し、熱帯地方の植物や遺伝子組み換え植物なども栽培でき、研究の幅も広がります(9月15日撮影)