公開講座「スポーツボランティアの可能性をコロナ禍におけるオリンピックの経験から考える」をオンラインで開催しました

札幌キャンパスでは10月10日から31日まで、オンラインでbet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户公開講座ヒューマンカフェ(道民カレッジ連携講座)「スポーツボランティアの可能性をコロナ禍におけるオリンピックの経験から考える」を開催しました。bet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户感染症の世界的な拡大により、スポーツ大会の開催形式やボランティアスタッフの活動方法も変化が求められています。今回の講座では、今年8月に札幌市内で開催された東京五輪?男女マラソンのボランティアスタッフを務めた方々を招き、それぞれの経験を踏まえて今後のスポーツボランティアの可能性について検討することを目的に企画しました。

国際文化学部の植田俊講師による企画趣旨の説明に続いて、日本スポーツ?ボランティアネットワーク?コーディネーターの小上馬広介氏、NPO法人ランナーズサポート北海道理事の桜澤智志氏、bet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户スチューデントアチーブメントセンター?札幌ボランティアプロジェクトに所属する国際文化学部4年次生の黒野春華さんの3名が講演。小上馬氏は、全国各地のスポーツ大会でボランティアスタッフを務めた経歴を紹介し、「日本のスポーツイベントにおけるボランティアは海外で称賛されていますが、ボランティアは“無償の労働力”から、イベントの成否を左右する存在に変化していると感じています。コロナ禍では感染対策の徹底など今までとは異なる点があります。そのうえで多くの人に楽しみ活躍してもらいたい」と語りました。桜澤氏は、北海道マラソンの運営を目的に設立されたランナーズサポート北海道の活動内容を紹介し、東京五輪でのボランティア経験を振り返りました。インターネットやSNS上でスポーツイベントの開催可否、スポーツボランティアの雇用形態などにさまざまな意見が散見されることを踏まえ、「感染対策をはじめ、運営側の意識改革やスタッフへのケアは重要。無給制の是非についても考えていく必要があると思います」と提言しました。また、黒野さんは東京五輪で初めて務めたスポーツボランティアの活動について語り、「周りの人たちと協力し達成感を得ることが一番の喜びだと思いました。私はボランティアが“無償”“自己犠牲”と言われていることに違和感があり、自らが楽しむために参加するべきだと感じました」とコメント。コロナ禍でも継続していくための対策など、学生の視点から意見を述べました。 最後にパネルディスカッションを実施し、「ボランティアを始めたきっかけは?」「スポーツボランティアへの批判『やりがい搾取』問題について」「スポーツボランティアの魅力」など多様なテーマで意見を交わし、参加者自身が楽しみながらイベントを運営するための方法を議論しました。