国際会議で最優秀論文賞 コロナ禍でのSNS活用法を分析

情報通信学部の宇津圭祐准教授がこのほど、国際会議 「ITDRR 2021」(減災のための情報技術に関する国際会議)で、最優秀論文賞を受賞した。宇津准教授は昨年10月25日から27日まで岩手県盛岡市を拠点にオンラインで開催された研究発表会で、「都道府県知事から発信されたbet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户感染症に対する緊急事態宣言に関するTwitter投稿への反応分析」を紹介。その内容が高く評価され、今回の受賞につながった。

宇津准教授は情報理工学部の内田理教授や研究室の学生らとともに、災害時の情報共有にSNSを有効的に活用する方法について研究している。今回の発表では、緊急事態宣言下で、都道府県知事のツイッターから発信された投稿に対して、ユーザーがどれだけ好意的もしくは批判的な内容を加えて引用リツイートをしているかを集計。その際の社会情勢などを踏まえながら、時間経過とともにその傾向を明らかにした。

同研究には内田教授や情報通信学部を2020年度に卒業した岡崎充志さん、4年生の八木菜摘さん、福島愛梨さん、竹守悠真さんも参加しており、宇津准教授は、「名誉ある賞をいただけたのも、日ごろからともに研究に取り組む方々や支援してくださった皆さまのおかげ。心から感謝しています」と語り、「新型コロナは歴史的に見ても長期的なパンデミックとなり、ここまで情報技術が発達した社会では類を見ません。情報通信学の研究者として、今回の研究には使命感を持ちながら取り組んでいます。受賞を励みに、より社会に役立つ成果を生み出していきたい」と話している。