湘南キャンパスで学ぶ留学生が6月12日に、キャンパス近隣の秦野市立大根小学校を訪問し、「異文化理解講座」を開きました。秦野市教育委員会からの依頼で実施したものです。本学では、学生交換協定を結ぶ海外の大学などから多数の交換留学生を受け入れており、1年(または半年)の間で日本語を学ぶ留学生向け研修プログラム「日本語教育特別講座」を開講。今回は、特別講座のうち「上級日本語」の授業を履修する韓国、台湾、ドイツ、トルコ、ロシアなどにルーツを持つ留学生ら約10名が参加し、小学6年生の児童70名と交流しました。
当日は、留学生がグループに分かれて2つのクラスで「私の街」をテーマに自らが暮らす母国の街の様子や食べ物、流行している日本の音楽などを紹介。児童たちからは、「自分の国の好きな食べ物は?」「日本の早口言葉を言えますか?」など質問が寄せられました。また、留学生に「発表を聞いて行ってみたいと思った国」を聞かれた児童たちが、大きな声で元気いっぱいに答える姿も見られました。児童からは、「いろいろな国の文化を知ることができて面白かった」「みんな日本語が上手なので驚きました」「台湾に行って、顔と同じくらい大きいから揚げを食べてみたい」といった感想が聞かれました。
ドイツとトルコにルーツを持つトゥルカー エリフさん(科目等履修生?フンボルト大学)は、「自分の国のことに興味を持って話を聞いてくれて、とても楽しい時間を過ごせました」とコメント。留学生の指導にあたる語学教育センターの斉木ゆかり教授は、「留学生たちには、国の特徴を紹介するだけでなく自分がその国、街でどのように過ごしていたかを紹介するように伝えました。幼少期の写真を載せたり、通っていた小学校までのルートを紹介したり、それぞれが工夫して発表できて彼らの学びも深まったと思います」と語りました。