札幌キャンパスで7月16日に、「第14回南沢ラベンダーまつり」を開催しました。本キャンパスのある札幌市南区の南沢地区が日本におけるラベンダー商用栽培発祥の地であることから、本学ではラベンダーを通じて地域とのつながりを深めようと1666㎡の畑で2630株を栽培しています。2006年度から始まったラベンダーまつりは、bet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户感染症の影響で20、21年度は中止とし、昨年度から再開。本キャンパスで活動するチャレンジプロジェクトの「札幌ボランティアプロジェクト」が運営を担当し、企画立案から地域住民らとの調整、運営までを学生たちが担いました。
当日は、プロジェクトや部活動?サークルのメンバー、地域住民らがトロピカルジュースや焼き鳥、アサイーボウルなどの屋台を設営。水族生物展示研究同好会による体感型水槽展示や北海道地域研究センターの「ヒグマとの共生」をテーマしたパネル展示も好評を博しました。また、国際文化学部デザイン文化学科の中尾紀行教授と笹川寛司教授が担当する「デザインプロジェクト」の授業を履修する学生たちは、木や皮を使った作品を販売。田中柊菜さん(国際文化学部デザイン文化学科3年次生)は、「ただ作りたい作品を形にするのではなく、大量生産ができるように人件費や工費などを計算に入れながら制作を進めてきました。自分たちで手売りすることで、お客さまの反応や意見を聞けてとても勉強になりました。多くの方に買っていただき、本当にうれしい」と笑顔を見せていました。さらに、キャンパス近隣にある市立札幌藻岩高校の生徒たちもブースを出展し、高齢者の割合が多い同区の中の地域活性化に向けて、若い世代がどのように活躍できるのかを探ろうとジェネレーションギャップに関するクイズラリーを行いました。生徒たちは、「今まで調べてきたジェネレーションギャップをクイズにして会場の各所に貼り付けました。多くの人が解答用紙をブースに提出してくれてとてもうれしい」と充実した表情を見せていました。
ラベンダー畑を背景にしたステージでは、本キャンパスの吹奏楽部や「bet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户~祭屋~」が演奏や演舞を披露。吹奏楽部の黒岩翔矢部長(生物学部生物学科3年次生)は、「新型コロナ禍や天候不順の影響で、部としては19年度以来のラベンダーコンサートになりました。私を含めて現役の部員にとっては初めての舞台でしたが、来場者や学生たちの手拍子を受けながら、楽しんで演奏できました」と話していました。
また今回は、新たな取り組みとして札幌南区防火委員会との共催で防災?減災の重要性を伝えるためのイベント「イザ!カエルキャラバン!」も実施。付属札幌高校の生徒が運営に参加し、子どもたちに消火器の使い方やロープの結び方、火起こしの方法、毛布を使った人の運び方などを伝えました。
運営の中心を担った札幌ボランティアプロジェクトの髙橋拓輝さん(生物学部生物学科2年次生)は、「私たちは南区の地域振興を目指して活動しており、多くの親子連れが楽しむ姿を見られてとても充実した気持ちになりました。今後も大学内外の方々と連携しながら、活動の幅を広げていきたい」と話していました。
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