品川キャンパスの見学会を開催しました

品川キャンパスで8月11日に、受験生向けのイベント「品川キャンパス見学会」を開催しました。本キャンパスでは今年度、情報通信学部の3、4年次生が学んでいます。見学会は、来年度から国際学部?経営学部?観光学部?政治経済学部の3、4年次生の学びの場にもなることから、高校生を中心に本キャンパスと各学部のことを知っていただく機会となるよう開催したものです。学部ごとに事前予約で参加者を募り、高校生と保護者ら約1000名が参加。各教室で学部説明会やパネル展示、模擬授業などを実施しました。

情報通信学部の説明会では三角育生学部長が登壇し、「社会に必要なテクノロジーを極め、活躍できるデジタル人材育成プログラムを用意しています。情報通信分野だけではなく多様な学部の仲間と同じキャンパスで学べることは、社会で活躍するための強みになります」と話しました。また、対話型AIやIoTゴミ箱から暗号解読、かき氷屋さんの経営といった多彩なテーマの模擬授業を教員らが実施。VR実験室やIoTラボ、通信ネットワーク実験室、ビジネスシミュレーションラボなども公開し、機器を活用しての模擬授業やVR体験も行い、多くの高校生や保護者らが見学しました。参加した高校生は「大学での勉強をビジネスと関連付けて説明してくれたので、将来の目標を考えやすいと感じました」と話しました。

国際学部の説明会では、田辺圭一准教授が「教室の中だけに留まらない多様な学びに挑戦してほしい。英語のみならずぜひ第二外国語にも興味を持ってください」と呼びかけました。留学経験がある学生が体験談を話し、参加者は熱心に聴講。終了後も相談コーナーで学生と話し込む様子が見られました。留学体験談を披露した佐藤由真さん(3年次生)は、「身近に話すことで高校生の悩みと自分の悩みがリンクし、具体的な相談にのれてよかったです」と話すと、高校生は「大学生の実体験を聞けてよかったです」と笑顔を見せました。

経営学部は学部の説明と同時に、午前は森井真広講師が「消費者の心理からマーケティングを考える」、午後は田畑智章教授が「統計学の視点から経営学の面白さを体験」をテーマに模擬授業を実施。いずれも満席の高校生や保護者らでにぎわいました。終了後は学生が授業の内容や学生生活全般の様子を話し、高校生から「サークル活動は何をしていますか?」「アルバイトはやっていますか?」などの質問が出て、会話が広がりました。

観光学部は橋本朋子教授が統計グラフなどを用いながら、「アジア?欧米豪居住者にとって“コロナ収束後に最も訪れたい国は日本”という結果が出ています」と紹介。日本は世界各国の中で観光競争力が高まっていると説明し、「少子高齢化?人口減少を迎える日本の基幹産業として、観光学を学ぶ意義はますます重要になっています」と話しました。パネル展示と相談コーナーを訪れる高校生らも多く、西尾敏教授?佐藤雅明准教授に熱心にカリキュラムや実習などについて質問する様子が見られました。

政治経済学部は西田竜也学部長が登壇し、少人数できめ細やかな教育とインターンシップなど学生参加型の制度が充実している本学部の特徴を説明するとともに総合型選抜対策講座を実施。「1、2年次生は湘南キャンパスで基礎的な教養や知識、社会力を身に着け、3、4年次生は品川キャンパスで専門的な学びを深め、日本の政治経済の中枢へのアクセスが便利な地の利を生かして学びや就職活動を充実させてほしい」と話しました。

また、ハワイ東海インターナショナルカレッジの説明会を開催。長期留学に関心がある高校生や保護者らが訪れました。各学部説明会などの会場案内役として活躍した情報通信学部の関雄大さん(1年次生)は、「今回のイベントは他学部のことを知る機会にもなりました。多様な学生と関わり、品川キャンパスでしかできない学びを知ってほしいと思い、高校生たちを案内しました」、鳴神佳乃子さん(2年次生)は「情報通信技術は文系のさまざまな分野でも使われています。来年から他学部の学生たちと何らかのテーマで一緒に研究ができればと楽しみにしています」と話しました。