湘南キャンパスで活動するライフセービングクラブCRESTが、9月23、24日に千葉県?御宿中央海岸で開催された全日本学生ライフセービング選手権大会(海インカレ)に出場し、男子が2年連続の総合優勝、女子が総合準優勝となりました。海岸での救助に必要な救命技と体力を競う海インカレは、7つの個人種目と5つのチーム種目で実施され、ブロッキングシステム(各種目、上位8位以内に同クラブの選手?チームが複数入賞していた場合、最も上位の順位のみ総合得点に反映)でチーム総合順位が決まります。
男子個人種目では、白畑秀磨選手(健康学部3年次生)がサーフスキーレースとオーシャンマンを制覇したほか、ボードレースで休場匠選手(体育学部2年次生)が頂点に立ちました。チーム種目のオーシャンマンリレーでは、サーフレースで優勝したルーキーの後川由眞選手(情報通信学部1年次生)の活躍もあり優勝。総合2位の日本体育大学と11ポイント差をつける圧倒的な強さを見せつけ、2大会連続の総合優勝につなげました。一方の女子は、オーシャン種目のエース小久保琴音選手(体育学部3年次生)とビーチ種目のエース正木友海選手(体育学部2年次生)がアメリカテキサス州で開催されたINTERNATIONAL SURF RESCUE CHALLENGE 2023の日本代表に選出され不在となり、厳しいチーム状況の中での試合になりましたが、団体種目のビーチリレーで連覇を達成。甚内優那選手(体育学部1年次生)と中島星南選手(同)ペアがボードレスキューで準優勝、その他オ―シャンウーマンリレー、3×1㎞ビーチランリレーも準優勝、個人種目のビーチスプリントで渡辺奈瑠真選手(体育学部3年次生)がそれぞれ準優勝するなど、男女ともに各種目で好成績を残しました。
ライフセービングの学生対抗戦は、9月の海インカレ、1月の全日本学生プール競技選手権大会(プールインカレ)、2月の全日本学生SERC選手権大会があり、CRESTは3大会の総合成績で競う「全日本学生シリーズ」(主催:日本ライフセービング協会)で2年ぶりの年間王者奪還を目指しています。チーム唯一の4年次生で男子の上妻佳太郎主将(工学部)は、「頼もしい後輩たちのおかげで、年間王者に向けていいスタートが切れました。昨年度は男女ともに日体大に王座を譲る結果となり悔しかったので、SERCとプールインカレに向けてさらに練習に励み、年間王者奪還を果たします」と話しました。女子のビーチリレーで連覇に貢献した金子彩紀主将(体育学部3年次生)は、「昨年度と同じメンバーで連覇だけを狙って練習してきたのでうれしい。総合順位では男女の目標にしていたダブル優勝に届かず悔しかった面もありますが、下級生の躍進をはじめ収穫が多い大会になりました」と手応えを語りました。