品川キャンパスで「第15回高輪建学祭」を開催しました

品川キャンパスで11月2、3日に「第15回高輪建学祭」を開催しました。今回のテーマ「彩~いろどり~」は、日常が戻ってきた今こそ建学祭で学生生活を「彩」る思い出をつくってほしいとの願いを込め、建学祭実行委員会が考えたものです。2日は在学生と教職員向け、3日は一般公開として開催、3日だけでも1000名を超える来場者がありました。

2日は、アーティスト?鈴木愛理さんのトークショーやダンスパフォーマンス、懇親祭などを実施。湘南キャンパスを中心に渋谷、伊勢原などほかのキャンパスで学ぶ学生らも参加し、大いに盛り上がりました。また、健康推進室がみなと保健所と連携して「エイズ?性感染症について知ろう」と題した予防普及啓発講座も実施。熱心に耳を傾ける学生らの姿が見られました。3日は、コロナ禍の中断から復活した人気イベント「どうぶつむら」を開設。都心でさまざまな動物と触れ合えることから多くの家族連れが訪れ、ヤギやアヒル、ウサギへの餌やりなどを楽しみました。学生ホールでは、高輪警察署による電動キックボードの正しい乗り方教室も開講。改正道路交通法施行後の交通ルール遵守について広報啓発活動が行われました。また、アリーナでは同窓会組織の一つである「たかなわ会」が「ドローンに触れる広場」を実施し、来場者は専門家のサポートを受けてドローン操縦に挑戦していました。大講義室では午前はお笑いライブを、午後は声優トークショーを実施。「インディアス」「オズワルド」「しずる」の人気芸人3組が会場に笑いをまき起こし、声優?保住有哉さんは話すたびに黄色い声援が飛び交うなど、多くの来場者でにぎわいました。

期間中は、情報通信学部の各研究室やサークル、プロジェクトなどが飲食ブースや日ごろの学びの成果を披露するブースを出展しました。撫中達司教授の研究室では、「ユーザに“似合う”をレコメンドするスマートミラー」を紹介。モニターが内蔵されたスマートミラーに向かって、色相や彩度、明度、清濁などが異なるさまざまな色味の紙を胸元に当て、自分に合う色の傾向を知るもので、多くの人が訪れました。「インターネットなどで見られるパーソナルカラー診断の結果が自分で納得できないことがあり、それを解決したいと考えました」と、説明を担当した並木恵さん(3年次生)。「顔映りのよさや自分の好みで選んだ色をミラー上のタッチパネルで入力することで、納得感のあるパーソナルカラーを選べるようプログラミングしています」と笑顔で話しました。

大竹恒平講師の研究室による実社会に役立つ多様なデータサイエンスに関するポスター発表では、学生たちが解説役を務め、日ごろの研究成果について解説。熱心に耳を傾ける人たちの姿が見られました。近隣から訪れた人は「社会の課題を解決するためにどのようなソフトウェアが開発されているのかよくわかりました。大学の研究の“今”を知ることができて楽しい」と感想を話しました。また、デジタル創作同好会が制作したシューティングゲームのコーナーや、今村誠教授の研究室が作成した音楽と骨格推定AIを組み合わせたリズムゲームのコーナーではゲームを堪能。1号館のVR室では濱本和彦教授(大学院情報通信学研究科長)の研究室による体験会が開催され、VR空間でのクイズなどを楽しむ歓声が響きました。

建学祭実行委員長の宮島康樹さん(3年次生)は、「近隣の子どもたちにも楽しんでもらうプログラムに力を入れるのは高輪建学祭の伝統です。さらに今回は、湘南キャンパス、渋谷キャンパスの建学祭実行委員会とポスターを交換するなど、協力して盛り上げてきました。多くの家族連れに建学祭を楽しんでもらうことができてよかった」と笑顔で話しました。