湘南キャンパスで活動するライフセービングクラブCRESTが、1月27、28日に静岡県?富士水泳場で開かれた「第15回全日本学生ライフセービング?プール競技選手権大会(プールインカレ)」に出場。女子が総合優勝を果たし大会3連覇を達成しました。男子はラインスローで優勝し、総合では8位となりました。レスキューに必要な救助技術と体力を競うプールインカレは、7つの個人種目と3つのチーム種目で実施され、ブロッキングシステム(各種目、上位8位以内に同クラブの選手?チームが複数入賞していた場合、最も上位の順位のみ総合得点に反映)でチーム順位が決まります。
今大会は、今年度の国際大会に日本代表として選出された実力を持つ待井ひなた選手(健康学部2年次生)と小久保琴音選手(体育学部3年次生)がチームを牽引しました。個人種目では、待井選手が出場した4種目をすべて制覇し、そのうちマネキンキャリーで日本新記録、マネキンキャリー?ウィズフィンとマネキントウ?ウィズフィンで大会新記録を樹立。小久保選手が障害物スイムの50mと200mで優勝、2種目で準優勝しました。さらにチーム種目にも出場し、マネキンリレーを大会新記録で優勝、メドレーリレーと障害物リレーで準優勝するなど好成績を残して、大会3連覇を果たしました。待井選手と小久保選手は、「初めての国際大会は自分のスイムやベストタイムと向き合うきっかけになり、プールインカレでもその経験が生きました」と話し、「2日間で出場レースは多かったのですが、集中力を切らさず自分がイメージした通りのレース展開で泳ぐことができました」と手応えを話しました。
金子彩紀主将(体育学部3年次生)は、「9月の全日本学生ライフセービング選手権大会の準優勝に続いて、いい結果を残すことができました。2月の全日本学生SERC選手権大会で優勝して、学生大会の総合成績で競う『全日本学生シリーズ』の年間王者を奪還したい」と意気込んでいます。大越正大部長(体育学部教授)は、「女子のマネキンキャリーでは甚内優那(体育学部1年次生)が待井に続いて2位でフィニッシュするなど下級生も活躍を見せ、次年度以降につながるレースになりました。男子は失格になった種目があり悔しい結果となりましたが、勝ちにこだわる姿勢や思いは昨年以上。この経験を次に生かしてもらいたい」と語りました。