湘南キャンパスで３月25日に、2023年度秋学期学位授与式を挙行しました。午前と午後の２部制で行い、湘南、品川、渋谷、伊勢原の各キャンパスにある学部から4461名が卒業を迎えました。なお、26日には湘南で大学院を対象とした学位授与式を行います。また、本学では19日に熊本、21日に札幌、23日に静岡の各キャンパスでも学位授与式を挙行しています。
開式前には、本学出身でバスケットボール男子日本代表としても活躍する河村勇輝選手（横浜ビー?コルセアーズ）のビデオメッセージを上映。河村選手は１年次生のときに男子バスケ部の一員として優勝した全日本大学選手権大会や、同級生らと授業を受けた思い出を振り返ると共に、今夏のパリ五輪への思いを語り、「昨日の自分より今日の自分を毎日更新していけばいつかは大きな自分になれる。社会に出て、気を許せる友人やチームメートとの信頼関係を築く大切さを感じました」と話し、同級生にエールを送りました。
式では各学部の総代と各賞受賞者に松前義昭学長が学位記や表彰状を手渡し、総長賞の受賞者には髙野二郎副総長が表彰状を、学部長らが記念品を授与しました。式辞では松前学長が学園の創立者?松前重義が掲げた『若き日に』から始まる４つの言葉に触れ、「『若き日に』は一生における青春を示唆している言葉です。『思想を培え』『体躯を養え』『知能を磨け』は青春を保つための手段であり、人生をよりよくする指針でもあります。『希望を星につなげ』は、“人生における青春をいつまでも続けよ”と創立者が皆さんに残した言葉であり、本学で学んだ皆さんにはこれからの人生を前向きな姿勢で歩んでいただきたいという願いが込められています」と語りました。さらに、職場で幅広くコミュニケーションを取る重要性や、仕事を積極的に引き受けて経験と実績を積む大切さを語り、「一時的な成功や目標の達成は一瞬で過ぎ去ります。過去は取り戻すことができません。後悔のない人生を送るためにも、しっかりとした人生観を持って日々を過ごしてください」と語りかけました。
キャンパス内には、コロナ禍で授業や課外活動などさまざまな制限を受けた日々を過ごした学生たちの記憶に残るようにとフォトスポットを設置し、キッチンカーも出店。信州バーベキュー協会の協力も得て、卒業生にステーキなども振る舞われました。学生たちは、「コロナ禍で入学式がなく、大学に馴染めず、友達にも対面で会えない日々が続きましたが、学科のプロジェクトに入るなど自分から行動を起こしたことで、たくさんの人と関わる機会を持てました」「豊富な施設でやりたい研究に励み、目標に向かって共に取り組む仲間たちととても濃い時間を過ごせました。４年間の経験を生かして社会に貢献していきたい」と話していました。
