チャレンジプロジェクト「bet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户STEM教育プロジェクト」が、8月から11月にかけて湘南キャンパスで、「Intelligent Water Rocket Competition(IWRC)2024」を開催しました。新しいことに挑戦する力やチームで目標を達成する力をつけてもらおうと、同プロジェクトの前身となる「Tokai Dream Space Team」が2015年度に始めたペットボトルロケットの打ち上げ競技大会です。2022年度以降は簡易ルールなどで開催していましたが、今回はITや宇宙関連企業などの協力の下、2021年度以来3年ぶりの通常開催となりました。
今回は中高生や学生、社会人による15チームが参加。各チームは8月からキャンパス内で開いてきた競技説明会や安全信頼性講習会などに参加して、マイクロコンピュータ搭載のペットボトルロケットの設計、製作を進めてきたほか、アピールポスターや動画、週に一度提出する活動報告書の作成などに取り組んできました。打ち上げ実験の本番となった11月24日には、初めに各チームが制作したペットボトルロケットの工夫点を紹介。プロジェクトアドバイザーを務める白澤秀剛准教授(理系教育センター)が発射時の注意点を説明した後、各チームが30分間の持ち時間で発射実験を行いました。加速度計測やパラシュート放出など、それぞれのチームが設定したミッションの達成度合い、チームのマネジメント能力、機体開発、打ち上げの安全性などを、プロジェクトメンバーをはじめとする運営スタッフが審査しました。参加者からは、「自分たちで製作したペットボトルロケットが飛んだ瞬間は達成感でいっぱいでした」「目標に向かって計画性を持って取り組む姿勢が身につきました」と感想が寄せられました。
白澤准教授は、「プロジェクトマネジメントにおいて、タスクが期間内に達成できないと思った際には仲間に正直に申告し、達成できそうな残りのタスクに注力することが重要。今年度はマネジメント能力が高く、斬新なアイデアで打ち上げに挑戦したチームが多かったので、見ていてとても面白かったです」と振り返りました。プロジェクトリーダーの髙田将吾さん(工学部4年次生)は、「中学生から社会人まで、年代を問わず楽しめる大会になりました。IWRCの通常開催をメンバー全員が経験したことがなかったので、運営では苦戦したことも多かったですが、臨機応変に対応して無事に大会を終えられてよかった」と話していました。