湘南キャンパスで活動するチャレンジプロジェクト「Tokai Formula Club」が、11月24日に神奈川県?大磯ロングビーチ駐車場で開催された「湘南ヒストリックカークラブ(SHCC)大磯ミーティング」に参加。マシンの走行を披露したほか、展示ブースで自動車愛好家や他大学の学生フォーミュラークラブと交流を深めました。
Tokai Formula Clubは2002年度に発足した学生プロジェクトで、フォーミュラーカーを学生の手で一から製作しています。軽量化?高剛性を目指して、国内学生フォーミュラチームでは採用例が極めて少ないカーボンモノコックと呼ばれる、カーボンファイバーを用いたシャシーを長年採用するなど挑戦を続けています。毎年9月には「全日本学生フォーミュラ大会」にも参戦。今年度は、動的審査前の車検と呼ばれる項目において、エンジンを始動させることができませんでしたが、学生たちは「マシンポテンシャルの大幅な向上を目指し、昨年度よりも共用部品が指で数えるほどしかなく、大幅な設計変更を行うなど、挑戦的な参戦体制でしたが、大会前にトラブルを対処することができませんでした。このような経験を無駄にすることなく、一つひとつの課題を見直し、次年度以降大会で結果を残していけるよう、メンバー一同、全力で活動していきます」と下を向くことなく、製作活動を続けています。
SHCCにはメンバー約20名が参加し、展示ブースで日ごろの活動をまとめたポスターやマシンを紹介しました。多くのクラシックカーが並ぶ会場で学生たちが手作りしたマシンにも多くの注目が集まり、メンバーはブースに足を止めた自動車愛好家一人ひとりに車体の特徴を説明していました。特設コースでは2度の走行を披露し、学生たちは、「SHCCは30年以上の歴史があり、メンバーには有名なレーシングドライバーや実業家が名を連ねています。1日という短い時間ではありましたが、私たちの活動にも興味を持ってもらい、応援してもらえて励みになりました」「2度目の走行では車両に問題が生じ、途中で止まってしまいました。しかし、新たな課題の発見はより完成度の高いマシンづくりへのヒントになります。来年度の全日本学生フォーミュラ大会ではしっかりと結果を残せるようにメンバー一丸となって努力を続けていきます」と話していました。