スチューデントアチーブメントセンターのチャレンジプロジェクト「サイエンスコミュニケーター」が7月17日に、平塚市リサイクルプラザにて開催された「市制施行90周年 ひらつか環境フェア2022」(主催:ひらつか環境フェア実行委員会)の運営に協力。平塚市内の小学生を対象にした環境教室「光るスライムをつくろう!」を実施しました。同イベントは、「環境についてみんなで楽しく学ぼう」をテーマに、環境に配慮した生活を実践していくためのきっかけづくりの場として平塚市が毎年実施しているもので、今回は平塚市制施行90周年の記念事業として開催されました。同プロジェクトは2019年以来2度目の参加となります。
午前と午後の2回実施した環境教室では、7名の学生が指導役を務め、水で薄めた洗濯のりとホウ砂、蛍光塗料を使った「光るスライム」作りを実施。スライムができる原理について分かりやすく説明するとともに、1組に1人以上の学生がついてサポートしました。また、完成したスライムを暗い箱の中に入れて、蛍光塗料によって暗闇で光る様子も紹介し、制作したスライムはビニール袋に入れてお持ち帰りいただきました。参加した小学生からは、「スライムが光って面白かった」といった感想が聞かれ、保護者は「身近な材料でもできる実験だったので、家でもやってみようと思います」と話していました。
プロジェクトリーダーの除村典子さん(工学部応用化学科3年次生)は、「入学直後にコロナ禍になり、子どもたちと一対一で交流できたのは今回が初めてとなりました。子どもたちのリアクションが目の前で分かるので、やっていてとても楽しかったです。材料を混ぜると液体から個体へと変化するスライムには、科学の知識がたくさん詰め込まれているので、これをきっかけに子どもたちが科学への関心を持ってくれればうれしいです。また、保護者さんからプロジェクトについて聞かれることが何度もあり、サイエンスコミュニケーターの活動を知っていただく機会にもなったと感じています」と振り返りました。