阿蘇は箱舟プロジェクトがオオルリシジミや希少な草原の植物の生息環境を守るための除草活動をしました

熊本キャンパスと阿蘇くまもと臨空キャンパスで活動するチャレンジプロジェクト「阿蘇は箱舟プロジェクト」が、12月14日に阿蘇地域で除草活動をしました。本プロジェクトは、絶滅危惧種のチョウであるオオルリシジミの生息環境や希少な植物を守ることを目的に活動をしています。年に複数回行っている除草活動のほか、専門家と協力してオオルリシジミの個体数調査や不法捕獲を防ぐパトロールにも取り組んでいます。

当日は、プロジェクトメンバーや地域住民ら約20名が参加。オオルリシジミの食草「クララ」の育成を目指して、イネ科の雑草やセイタカアワダチソウをはじめとした外来種雑草を刈りました。メンバーの澁谷光さん(大学院農学研究科2年次生)は、「私は学部2年次生のころからこの活動に参加していますが、阿蘇地域でオオルリシジミやダイコクコガネといった昆虫、タマボウキやアソノコギリソウなどの植物をはじめ、希少な種に出会えてとても感動しました。阿蘇の環境保全に携われたことは誇りです」と振り返り、後輩たちに向けて「これからも希少種保護に向けた多彩な取り組みを続けてほしい」とメッセージを送っています。