2025年度 秘境 西表島で卒業研究がスタート

静岡キャンパスの海洋学部水産学科からキャンパス間留学で2名の学生が、西表島にやってきました。指導教員は、沖縄地域研究センターの網取施設をベースに10年以上の間、網取湾でサンゴ研究を実施してきた中村雅子教授。学生らは、4月から7月までの約4ヶ月間を西表島で過ごし、自然環境保全地域に指定された網取湾を主なフィールドとし、卒業研究のサンゴに関する調査に取り組みます。当センターへ到着した初日、学生らは、教員と研究員から、これからスタートする調査研究の行程と島暮らしのポイントを聞き、離島で始まる活動に目を輝かせていました。その翌日、好天のもとで調査がスタート。網取湾で、シュノーケリングによるサンゴの生態写真撮影をはじめデータの収集を行いました。他方、海洋調査以外の日は、陸上調査の研究者と共に手付かずの自然に赴く機会もあります。また、島で暮らす島民との交流もあります。キャンパス間留学で滞在する期間中、調査研究と併せて、西表島の手付かずの自然と島嶼環境の風土、そして島民の優しさを心に刻んでいって欲しいと期待しています。