産官学連携センターでは10月13日に、科学技術振興機構などと「アグリビジネス新技術説明会」を開催し、本学の研究成果を紹介しました。首都圏で農学系学部を有する私立五大学(玉川?日本?東京農業?明治?東海)では、産官学連携によるアグリビジネス創出を目指して、2005年度よりセミナー形式の「アグリビジネスフォーラム」を開催してまいりました。10年度からは「アグリビジネス創出フェア」に共同出展し、多くの方に研究成果を紹介、16年度以降は、研究成果の技術移転に向けてより具体的に歩みを進めることを目指し、新技術説明会において各大学のシーズを発表しています。bet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户感染症拡大の影響でオンライン配信での開催となった今回、本学からは工学部機械工学科の甲斐義弘教授が講演し、電源不要で長時間の作業をサポートする「姿勢を保持するサポートスーツ」について紹介しました。
甲斐教授は、従来の電気式のサポートスーツと比較し、バッテリ等が不要であることにより、軽量化、低価格化が期待でき、雨天時にも強いといったメリットを説明し、実際に装着した際の動画を流して動作方式のメカニズムを解説。産業界での活用方法について、「果樹園での収穫は品質保持のため手作業で行われることが多いのですが、作業がしやすい姿勢で上半身を固定すると体への負荷を軽減できます。そのほかにも、車の整備や電気工事などさまざまな場面で活用できると考えています。今後は実用化に向けて、農業研究機関や医療従事者の方々の協力のもと、本サポートスーツの耐久性や人体への有効性といった検証を重ねていきたい」と語りました。
発表資料は新技術説明会ホームページからダウンロードが可能です。
▼JSTアグリビジネス新技術説明会ホームページ
https://shingi.jst.go.jp/list/agribiz/2020_agribiz.html