「SDGsのためのパートナーシップをつくる」をテーマに横浜国立大学の留学生クラスとコラボレーション授業を行っています

健康学部健康マネジメント学科では「フィールドワークB」の授業の一つとして、「SDGsのためのパートナーシップをつくる」をテーマに、横浜国立大学YCCSプログラムの留学生クラスとオンラインによるコラボレーション授業を実施しています。本授業ではSDGsをテーマにした実践的な学びとして、留学生とともに国境を越えて、持続可能な社会を実現するための方法やプロジェクトについて考えることと、異文化コミュニケーション力を高めることを目的としています。

秋学期開始後、両大学の学生はアイスブレイクやゲーム、SDGsの実現に向けた双方の活動等を紹介するなどのコラボレーションをしてきました。11月12日には「SDGsに対して、日本がどのようにアプローチしているか」について本学の3チームが調査しまとめてきた成果を発表しました。日本の生活習慣と健康保険制度について発表したグループは、「日本は社会制度が充実しており、どんな人でも最低限度の生活や医療を受けられるよう努力しています。そのため、SDGsの3番目の目標である『すべての人に健康と福祉を』の達成率が比較的高いです。平均寿命は84.21歳、健康寿命は74.8歳でともに世界2位、乳児死亡率も世界で一番低く、公的な医療保険への加入率が高く、病院にかかるときも国が税金で医療費を負担しています」と話し、海外の医療制度とも比較して説明しました。「また、「3密」「ステイホーム」「Zoom映え」といった言葉が流行したことも紹介していました。もう1つのグループは、「日本人は集団を大切にし、時間にも厳しい。マナーがよく、治安のよさも世界一」と話し、これらはSDGsの4番目の目標「質の高い教育をみんなに」が達成できているからだと解説しました。

各発表の後には横国大の留学生から英語と日本語で質問や感想が聞かれました。医療制度については、日本とドイツが似ている点や、アメリカの病院では個室が一般的で大部屋はほとんどないといった違いも語られたほか、「なぜ日本人の男性は産休を取らないのか」といった質問や議論が続きました。また、「海外では新型コロナのPCR検査が無料で受けられる国もあるのに、日本は高額な料金がかかるのはなぜなのか」「日本人の大学生は何のために大学に行くのか」といった質問もあり、活発な意見交換を行いました。