教養学部人間環境学科社会環境課程の高木俊之准教授のゼミでは、12月3日に神奈川県?清川村役場を訪問し、福祉と教育に関する調査を実施しました。地域福祉論や都市環境論などを学ぶ同ゼミでは、例年神奈川県や静岡県の市町村でフィールドワークを行い、関係者による講義などを通じて各自治体におけるまちづくりについて調査しています。今回は昨年度に続き、清川村役場で地域の政策や課題について学生16名が役場職員にインタビューしました。
当日は、清川村の村内を散策した後に役場を訪れ、bet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户感染対策を徹底したうえで職員の方々と対面。神奈川県内で最も早く高齢者に対してワクチン接種を実施した際の業務フローや、少子高齢化に伴うデイサービスなど通所介護の対応例、昨年度方針が決定した村立の幼小中一貫校開設といった清川村の政策について、学生たちが事前に調査した内容を踏まえてインタビューしました。高木准教授は、「ワクチン接種に関しては、接種の電話予約体制、部署横断型のプロジェクトチームによる業務フローの確立、高齢者を対象とした送迎など村独自の取り組みがあったからこそ早期対応が可能になったことがわかりました。ほかにも、行政がホームページなどに掲載している情報だけでは知り得ない現場の働きについて伺うことができ、学生にとっても貴重な経験になったと思います」と語りました。