情報理工学部コンピュータ応用工学科の村松聡講師が3月9日にラオスで開催されたロボットコンテストで招待講演を務めました。このコンテストは、ラオス教育省とラオス国立大学工学部が国をあげて開催しているものです。村松講師は、日本の最先端のロボット研究を広くラオスの技術者や学生に知ってもらうことを目的に、在ラオス日本国大使館とJICA、NGO 団体の依頼、支援のもと招待を受けました。
当日は、村松講師がこれまで取り組んで来た「人間と共存する知能ロボット研究」について語り、自動運転に代表される自律移動ロボットの研究やロボットアームでの作業支援に関する研究やコミュニケーションロボットに関する研究、近年その発展が目覚ましい人工知能のロボットへの応用に関する研究など、ロボット技術の最先端研究について幅広く紹介しました。村松講師は、「今回の講演はラオスのメディアでも大きく取り上げられ、ラオス教育省の大臣からは“これからのラオスの発展に寄与する研究が多く、ぜひとも本国と協力してロボットの研究を発展させていただきたい”とのコメントをいただき、日本のロボット技術に関する関心の高さを伺うことができました」と語っています。また、「著しい経済発展を続けているアジアにおいて日本のロボット技術や本学の名を広く知らしめることができたことは大変光栄なことでした。日本の技術や支援を世界に広げ、同じ価値観に基づいて行動する国の輪を広げていくことは国益や本学の利益に大きく寄与するものと考えています。今後も日本政府や JICA,NGO 団体の皆さんと協力して支援活動を続けていきたい」と話しました。