海洋学部では、5月27日から31日まで兵庫県?神戸コンベンションセンターで開催された「Techno-Ocean 2018」にブースを出展。海洋文明学科の小野林太郎准教授、木村淳講師と海洋学部航海工学科海洋機械工学専攻の坂上憲光准教授が参加しているプロジェクト「沖縄の水中文化遺産と『海底遺跡ミュージアム』」の成果を報告しました。
本研究では、これまで沖縄県で実施してきた水中文化遺産の考古?歴史学的評価を踏まえ、石垣島を中心とする地域社会との連携、およびユネスコの指摘する第三の海洋資源である海底遺跡の新たな保全や観光?教育資源としての利用を目的とした「海底遺跡ミュージアム」化の実現を目指しています。ブースには、小野准教授と坂上准教授、海洋学部の学生が立ち、水中ロボットによる海底調査の成果報告や、水中遺跡の3D映像を展示したほか、地元ダイバーの協力を得て実施した観光客向けの海底遺跡の見学会の模様などを紹介しました。坂上准教授は、「会場では海洋学部の卒業生や研究者の方々が大勢訪れてくれました。学生にとっては幅広い業界の研究者と話す貴重な機会であり、これを機に大学院への進学を目指すと決めた学生もいて、いい刺激になったと思います」と振り返りました。