静岡キャンパスで活動するスチューデントアチーブメントセンターのチャレンジプロジェクト「海中美化プロジェクト」が、9月23、24日に東京海洋大学で開催された「第12回日本海洋人間学会大会」で優秀ポスター発表賞を受賞しました。本プロジェクトは、静岡キャンパス近隣の三保地域で海中に潜り、釣り糸やルアー、ゴミなどを回収して海洋保全を目指すとともに、その成果を学生や社会に発信することで、環境問題改善を目指しています。
メンバーは同学会への参加に向けて、これまでの活動で回収物の量をデータ化し、活動内容や回収物のデータをポスターにまとめました。当日、説明に立ったプロジェクトリーダーの湯川竜生さん(海洋学部3年次生)は、「日ごろの活動をさらに多くの人に伝えようと考えていたとき、アドバイザーの鉄多加志先生(海洋学部准教授)が学会への参加を提案してくれました。この学会は、海洋問題解決に取り組む方々だけでなく、マリンスポーツの有識者など多様な研究者が集う場で発表した後に意見交換することもでき、とても勉強になりました」と振り返ります。また、「優秀ポスター賞受賞は今後の活動への励みになります。今年度は多くの1、2年次生がプロジェクトに加わってくれたので、活動の規模も広がりました。海中には普段見ることができない多様な生態系が広がっていると同時に、あまり社会には伝わっていない問題も多くあります。少しでも多くの人に海中の現状を伝えながら、美しい海を守っていきたい」と抱負を語っています。