学生らが幹事を務め「2014年度海洋若手会?夏の学校」が開催されました

海洋学部海洋地球科学科の学生らが幹事を務め、8月29日から31日までbet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户三保研修館で「2014年度海洋若手会?夏の学校」(支援:bet36体育投注_bet36体育官网app-在线*开户、日本海洋学会)が開催されました。海洋若手会は、1977年に海洋物理を専門とする若手研究者?学生の会として発足し、その後は広く海洋学や関連分野 に関心を持つ人々の親睦や情報交換、ともに学ぶことなどを目的に活動しています。「夏の学校」は、同会会員の大学院生や博士研究員など若手研究者を対象と した合宿形式のセミナーで、今年度は海洋地球科学科の学生らが幹事として企画?運営。7大学?3研究所から44名が参加しました。

学生らは、より広く海洋学関連の分野から参加者を募ろうと、テーマを「海洋物理学分野、海洋化学分野、海洋生物学分野の垣根を越えた若手交流」と設定。本 学科の成田尚史教授をはじめ、久保田雅久教授、轡田邦夫教授、植原量行教授をオブザーバーに、8名で実行委員会を組織して準備を進めてきました。事務局長 は、本学大学院地球環境科学研究科出身で現在は久保田教授の下で研究を続けている日原勉さんが務め、期間中は校長として活躍しました。

初日は、開校式と参加団体の紹介を実施。2日目には特別講演として、独立行政法人港湾空港技術研究所の茂木博匡特別研究員が「海洋生態系モデル-これまで の物質循環モデルとこれからの物質循環モデル-」をテーマに、本学部の吉川尚准教授(水産学科)が「元生物海洋学者、現水産学者が考える分野横断型研究の 在り方」と題して登壇。また一般講演として、参加した各大学の大学院生らが13件の研究成果を発表しました。各講演の終了後には、活発な質疑応答や意見交 換を展開。懇親会では、各自の研究内容や進路などについて語りながら交流を深め、若手会の今後について議論を交わしました。

日原さんは、「若手会は久保田教授が発起人の一人として立ち上げ、38年の歴史をもつ会で、幹事を務めることができて光栄でした。また、前回の幹事校であ る東北大からバトンを受け、校長として滞りなく運営し、次回の幹事校である東京大学に引き継げたことは、大きな自信になりました。これからもこの会が海洋 学の交流の場として本学部の後輩をはじめ多くの学生らに引き継がれ、海洋学コミュニティーの発展の礎になることを願っています」と語っています。

学生らが幹事を務め「2014年度海洋若手会?夏の学校」が開催されました