熊本キャンパスの硬式野球部が7年ぶりに全日本大学野球選手権大会出場を決めました

熊本キャンパスの硬式野球部が、5月17日から19日まで鹿児島県?平和リース球場で開催された九州地区大学野球選手権南部九州ブロック大会決勝リーグで優勝し、6月10日に明治神宮野球場と東京ドームで開幕する全日本大学野球選手権大会への7年ぶり12回目となる出場を決めました。

今大会は、熊本、宮崎、鹿児島、沖縄各県の地区予選を突破した4大学が総当りで対戦。4月の熊本地区予選を6勝1敗、勝ち点3で制した野球部は、初戦で沖縄国際大学と対戦しました。初回に山下敬大選手(文理融合学部2年次生)と堤廉汰選手(経営学部4年次生)のタイムリーで2点を先制すると、5回には5安打を集中させて相手を突き放しました。投げては熊本地区予選で最優秀選手賞を受賞した杉谷寿冴選手(同)が6回を3失点にまとめ、8―5で勝利。翌日の宮崎産業経営大学戦は初回から3点を奪い、小刻みに加点して10―3で7回コールド勝ちを収めました。最終日は2勝で並ぶ前年度優勝校の鹿屋体育大学との対戦に。昨年度から本キャンパスに発足した吹奏楽同好会や野球部員、教職員らの声援を受け、2回に堀響太選手(文理融合学部2年次生)の犠牲フライで先制。4回に3ランホームランで逆転される苦しい展開となりましたが、5回に堤選手のタイムリー、8回に相手のエラーで同点に追いつきました。9回表には再び相手に勝ち越しを許して最後の攻撃を迎えます。2死二塁と追いつめられるも、堤選手のタイムリー三塁打で同点、ルーキーの川道樹選手(文理融合学部1年次生)がライト前にサヨナラタイムリーを放つとグラウンドに歓喜の輪が広がりました。

就任1年目で全日本出場に導いた林田倫彦監督(本学職員)は、「野球が好きな選手ばかりなので、“楽しもう”と声をかけて新チームのカラーをつくってきました。徳永一毅コーチ(同)と卒業生の猪口雄大コーチが中心となって打力向上を図り、その成果が発揮できた大会でした。投手中心の守りの野球を徹底すると共に、好調な打線を維持して全日本に臨みたい」とコメント。吉村大輝主将(経営学部4年次生)は、「気持ちで負けないように積極性を大切にし、最後まであきらめずにみんなの力を一つに戦いました。個人的にも地区予選から調子がよいので、プレーで先頭に立って勢いに乗っていきたい」と意気込み、3試合で13打数8安打、打率6割1分5厘をマークして最優秀選手賞と首位打者賞に輝いた川道選手は、「(サヨナラ打は)先輩方に“思いっきりいけ”と声をかけてもらったので、自分のスイングをしようと必死にボールに食らいつきました。全日本に出場して終わりではなく、戦いはここからです。全国でも勝てるようにしっかり調整して臨みます」と語りました。